月ヶ瀬健康茶園さんを訪問 !

 今日は、すっごい寒かったのですが、朝8時38分にJR関西本線・月ヶ瀬口駅に集合して、月ヶ瀬健康茶園(奈良市月ヶ瀬)さんに、和紅茶の勉強に行ってきました。参加者は、かっぺい君、マリナさん、2回生幹事長チホミさんでした。
 奈良の月ヶ瀬地域は、奈良県東北端に位置していて、北は京都府南山城村、東は三重県伊賀市に隣接しており、良質の「大和茶」の産地です。毎年2月中旬〜3月下旬ころになると、月ヶ瀬梅林をめざして多くの観光客が訪れます。
 月ヶ瀬健康茶園の岩田さんは、ここで長年、有機・無農薬栽培(有機JAS認証取得)に取り組んでおられます。
 岩田さんによれば、1950年代中頃に、隣の山添村(前・波多野村)に森永製菓の紅茶工場が設立され、紅茶の輸入自由化が実施される1970年代初頭まで操業していました。また、この時期、月ヶ瀬地区でも、「べにほまれ」を栽培する農家が複数件あって、全国の品評会でも入賞するほどの実力を持っていたそうです。関西の中では、月ヶ瀬は、和紅茶の栽培経験を有する数少ない地域の一つだと言えます。

 月ヶ瀬健康茶園の最大の特徴は、
 (1)1980年代中頃から有機・無農薬栽培に取り組まれ、
 (2)2004年から、紅茶品種の「べにふうき」「べにひかり」「べにほまれ」を栽培し、
 (3)荒茶工場に紅茶専用ラインを組んでおられること、
です。
 それで、私たちも、「ここを見なければ和紅茶は語れない!」「ぜひ岩田さんにお会いしたい!」と思いたち、朝9時からお昼前まで、視察させていただきました。
 私たちのために貴重な時間をさいていただき、どうもありがとうございました! 仲介をしてくださった方々にも深く感謝いたします。

 まず、工場の中に入れていただき、
 紅茶専用の人工萎凋機や自然萎凋機→揉捻機(含 手摘み用)→篩い分け機→発酵室→乾燥機
 などを見学しました。また、製茶工程の確立までに苦労された点、いま取り組んでおられる点など、貴重なお話をたくさん伺いました。
 その後、紅茶品種の茶畑を見学しました。
 畑で使用されている有機肥料は、遺伝子組み換えでない菜種油粕、平飼いの鶏糞、魚粕です。私たちは簡単に「有機・無農薬のお茶のほうがカラダにいいのでは?」なんて軽々しく口にしてしまいますが、土づくりや害虫対策、病気対策、寒さ対策、「有機・無農薬でも美味しいお茶をつくる」手間は並大抵ではない ! と実感しました。
 経済学部的には、こういう環境農業への取り組みにこそ、戸別所得補償を手厚くする必要があると思います。


畝には、土づくりのためにススキなどの下草がしかれています。
 「す すべる〜」
 で、カニ歩きしてます。なかなか下りてきません(笑)。

 念願の「べにふうき」「べにひかり」「べにほまれ」とのご対面です。

「寒いだろうけど、無農薬・有機で しっかり育つんだぞ〜」
と樹に語りかけてきました。

 その後、岩田さんのお宅にお邪魔して、オーガニック和紅茶(紅茶品種と緑茶品種)のテイスティングをさせていただきました。ギザギザのついたテイスティング・カップやボールを初めて見ました!こんなやつです。お子さんも時々乱入して、自慢のオモチャをたくさん見せてくれました(笑)。


 岩田さんから伺った貴重なお話を私たちの拙い言葉で要約してしまうのは申し訳ないので省略させていただきますが、あえて一言で感想を言い表すと、
「茶葉や製茶機械を緑茶と兼用する方法では、均一かつ高品質の和紅茶の商品化は困難。私たちの考えは甘い!!」
「生半可な気持ちでとり組んだら茶農家に迷惑がかかる。もしやるなら、最低何ヶ月かは岩田さんの茶園で『修行』しないと...」
ということでした。


 視察終了後、月ヶ瀬の「お食事処 だいよし」さんで「豆腐の田楽定食」を美味しくいただきました!! さすがは地元の人も自慢のお店だけあって
「うまい!!」
(とくに田楽と「おからコロッケ」)
 
 「お土産に、手づくり豆腐を買いました !」(右)。
 「日本茶検定の公式テキスト、ちゃんと持ち歩いてま〜す !」(左)

 みんな寸暇を惜しんで勉強してます。
 あれっ? うしろの絵が違ってる....。

 そうです。かっぺい君は、じつは「亀山方面」なんです(笑)。
 「今週から期末テストやな〜。朝起きれるかな〜(溜息吐息)」