一番茶の萌芽宣言

 桜に気をとられていて、肝心のお茶のことを忘れていました。

 3月31日、京都府の茶業研究所(宇治茶部)が、今年の一番茶の萌芽宣言をしました!

 昨年よりも「2日」、平年よりも「6日」早い萌芽だそうです。
※「平年」とは、1994年から2009年までの16年間の平均です。


 「萌芽日」とは、「各茶樹枝条の全芽(微小芽を除く)について調査し、全体の70%の新芽が包葉の約2倍の長さに達した時期」を指すそうです。

 萌芽日   : 3月31日
 昨年    : 4月 2日
 前5か年平均: 4月 5日
 平年    : 4月 6日

 調査茶園:宇治市白川中ノ薗1番地 茶業研のほ場 3アール
 栽培条件:品種はやぶきた、定植は1967年、露天、自然仕立て(手摘み)


 茶業研の「今後の気象推移と茶芽の生育予測」は下記の通りです。
 「3月26日大阪管区気象台が発表した近畿地方1か月予報によりますと、向こう1か月の気温は、1、2週目は低いとしていますが、その後、平年並みから高めに推移すると予想されているため、萌芽後の新芽は順調に生育すると考えられます。
 通常は萌芽してから約1か月後に一番茶の摘採が始まりますが、本年は、摘採が『やや早まる』、もしくは『早まる』と予想されます。」


 私達も、昨年より『やや早め』もしくは『早め』に、出品茶の手摘みのお手伝いについて考えないといけませんね。
 今年は、関西茶品評会が京都府で8月に開催されるので、南山城村の茶農家さんもかなり気合いが入っています!!

 茶農家さんは、そろそろ「凍霜害(とうそうがい)」を心配し始めます。
 というのは、先日の日本茶検定でも出題されましたが、「八十八夜の別れ霜」があるからです。
 「春先には、大陸の寒冷な高気圧が移動性となり、3〜4日に一度は日本列島を通過します。
 凍霜害が発生しやすいのはこの時で、夜間によく晴れて雲がなく、風が弱くて夕方の湿度が比較的低いときは要注意です。『八十八夜の別れ霜』といって、4月下旬に摘採直前の一番茶が被害を受けることがあります」。
 「夜間の最低気温が3〜5℃以下になると、翌朝は凍霜害に遭う危険が極めて高くなります。しかし、夜間に風がある場合は被害が少なくなります」。
 (『日本茶のすべてがわかる本』農文協、97頁)。

 お茶はかなりデリケートな植物なんですね。

 

出番をまつ寒冷紗

はる「トウソウガイがしんぱい...」
 ひさびさに南山城村の「茶摘み犬・はる」の登場です!! 茶摘みの季節になると登場します。
 先日、今年度の連携事業について、南山城村茶ECOプロジェクト・木野理事長さんの茶園にお邪魔したときに撮りました。
 ちょっと病気がちみたいなので、心配です。
 茶摘みまでに元気になってね!!