紅茶製造法の実習をさせていただくことになりました !

 4月17日(土)、和紅茶班3名で、奈良の月ヶ瀬健康茶園の岩田さんを訪ねました。
 朝9時35分に月ヶ瀬口駅に到着すると、岩田さんの奥様が私たちを待っていてくださいました。ありがとうございました !


 このブログでも何回か書いてきたように、私たちは、昨年から、紅茶づくりの企画立案作業をゼミ内で進めてきました。
 いろいろと悩んだあげく、下記のような結論に至りました。
 2年計画で取り組み、
 ・1年目は、月ヶ瀬健康茶園において、紅茶づくりの重要なプロセスについてみっちり実習し、年度末にその研究成果を南山城村の茶農家さんの前で発表し「南山城村・紅茶生産ネットワーク」(仮称)への参加・協力を呼びかける、
 ・2年目には、南山城村で「龍谷紅茶」(仮称)づくりに取り組み、「雫」とセット販売する。



 今回の訪問の目的は、この企画への賛同・協力をお願いすることでした。
 岩田さんは、私たちの「素人提案」に丁寧に耳を傾けてくださいました。
 丸子紅茶の村松さんも、岩田さんに推薦の言葉を電話で伝えてくださっていたことも知りました。まさに「一期一会」です!
 そのおかげもあって、岩田さんに快諾していただきました。
 具体的には、5月下旬の一番茶の季節、および8月上旬の二番茶の季節に、4〜5日間程度、短期集中型で、岩田さんのお宅で「泊まり込み合宿(自炊)」を行い、手摘み、製茶、ブレンド法、テイスティング法を実習し、技術・技能を習得するとともに、品種・摘採時期・温度・湿度など作業条件ごとにデータを蓄積していくことになりました。
 「紅茶品種+手摘み+紅茶専用製茶機械」という最高の条件で実習し、後々の「ベンチマーク」(基準)とすることが最大のねらいです。
 合宿までに、紅茶製造法の文献をたくさん読み込んだり、茶業研究所に聞きに行ったりして、測定機器の調達や、実験データの記録シート作りをします。(滋賀県農業技術振興センター・茶業指導所に、紅茶を研究されている研究員の方がいらっしゃるそうなので、近々、訪問してきます。)
 8月上旬の二番茶については、もし可能ならば、紅茶品種だけではなく、南山城村の緑茶品種でも実験してみるのもよいかもしれませんね。
 
 岩田さんは、先月に静岡で開催された国産紅茶シンポジウムに参加され、その際、
「緑茶の『二番茶対策』として機械摘みで粗製しているかぎり、手摘みのスリランカ・インド紅茶の品質レベルには太刀打ちできない !」
ことを痛感されたそうです。
 ということで、私たちも、手摘みにチャレンジすることになりました ! やるからには、最高の国産紅茶づくりを目指したいです !
 もちろん、「ささやかな恩返し」として、月ヶ瀬紅茶をはじめとする国産紅茶の市場調査や新たな販路開拓などのマーケティングにも取り組むつもりです。

 また、私たちは仏教系大学の経済学部生なので、単に「発展途上国との競争に勝てばそれでよい」というわけではありません。スリランカやインドの茶園で手摘みをしている女性労働者の労働・生活環境についても少しずつ研究していく必要があると考えています。
 今後まじめに検討していきますが、「スリランカやインドのフェアトレード紅茶とのコラボシリーズ」を企画していってもよいかもしれません。たとえば、龍谷大学や西本願寺と関係の深い支援団体と連携して、貧困削減を目的とした「雫とのコラボ」、「龍谷紅茶とのコラボ」、「スリランカの紅茶プランテーションのスタディ・ツアー」等々、夢はひろがります。



 月ヶ瀬健康茶園の近所の梅園から三重県名張方面をのぞむ。

 2月には、美しい梅の花でいっぱいになるそうです。
 近所の家族連れがスコップをもって、岩田さんの竹林にタケノコ掘りにいらしてました。

 お昼は、いつもの「だいよし」さんで、月ヶ瀬名物「田楽定食」を美味しくいただきました。

 今晩のおかずも調達。卯の花と厚揚げです。

 この後、岩田さんの奥様の運転で、木野製茶園まで送っていただきました。何から何までお世話いただき、申し訳ありませんでした。