フェアトレードのウバ紅茶

 現在、伊達ゼミ「雫」班は、龍谷大学オリジナル宇治茶「雫 2010年産」の発売準備を急ピッチで進めています。6月中頃には発売開始予定です!

 今年、私たちは、諸々の販売形態の中の一つとして、フェアトレード団体と提携して、「雫とフェアトレード紅茶とのセット販売」の可能性を追求しております。
 私たちは、つい最近、紅茶づくりに関わり始めたばかりですが、これをきっかけに、「同じ茶の樹つながり」で、
 「南山城村の地域経済再生を目指して、"雫"の製造・販売をしながら、同時に、発展途上国の茶産地の地域経済再生を思い浮かべられるようになりたい (Think globally, Act locally)」(かっこよすぎか....)
 「一杯のお茶という『ちいさなこと』でも『自分たちができること』から始めたい」
という願いからです。


 このような思いから、5月25日(火)、「雫」班5名で、西本願寺の境内にある「特定非営利活動法人 JIPPO (十方)」を訪ね、中村尚司専務理事(元龍谷大学経済学部教授)にお会いしました。


 JIPPOの設立目的は、定款から引用させていただくと、
 「すべてのものは互いに関係しあい支えあっているという仏教の基本理念に則り、『世のなか安穏なれ』という願いのもと、『平和構築』を図るとともに、途上国における『貧困問題』、『環境問題』の解決、被災地域における『災害救援・復興』に関する事業を行い、いのちの尊さにめざめる一人ひとりが、それぞれのちがいを尊重し、ともにかがやくことのできる社会の実現を目的とする。」
です。

 JIPPOは、スリランカのウバ紅茶のフェアトレード事業を行っています。
 フェアトレードとは、簡単には、「適正価格での輸入・商品提供」のことで、これにより、支援国の貧困の現状等を紹介し、日本の消費者が支援国の生産者と対等な関係を構築していくことが目的です。
 JIPPOは、フェアトレード事業の売上金の一部を、生産労働者に還元したり、生産地の子供たちの学業支援に還元しています。
 私たちには、「還元」の仕組み構築についてのノウハウがありませんので、それを専門に行っている団体との販売提携を考えた次第です。


 かわいいスリランカ象のパッケージです。アフリカ象とちがって、耳が小さいのが特徴です。
 写真はティーバッグタイプですが、リーフタイプのものもあります。

 ウバ紅茶は、ご存じの通り、インドのダージリン、中国のキーマンとならんで、「世界三大銘茶」の一つに数えられる香り高い紅茶です。
 帰りに、美好園さんで急須で淹れてもらいましたが、いい香りです!

 さて、このJIPPOさんが取り扱っているウバ紅茶は、FLO*(国際フェアトレードラベル機構)の認証を受けた「グリーンフィールド農園」から購入しています。
 *FLO(Fairtrade Labelling Organizations International)は、ドイツに本部があり、フェアトレードの基準を設定し、その農園が賃金、労働条件、児童労働、学校教育、住宅事情、健康、安全、環境基準などの面で基準を守っているかどうかを監査・認証します。詳しくは、アジア経済研究所『アジ研ワールド・トレンド』2009年4月号(No.163)「特集:フェアトレードと貧困削減」をご参照ください。

 グリーンフィールド農園は、スリランカのウバ州 ハプタレー地方にあり、標高も高く、ここで作られる紅茶は「ハイ・グロウン」と呼ばれます。また、無農薬・有機栽培を行っている茶園としても有名で、もちろんこのウバ紅茶も「オーガニック」です。
 詳しくは、JIPPOのHPをご参照ください。

 
 ということで、「茶の樹つながり」「アジアつながり」「仏教つながり」「龍大つながり」「地域再生つながり」です。

 JIPPOとの販売提携が実現がするかどうかはまだわかりませんが、途中で投げ出すのは絶対によくないので、慎重に検討をすすめたいと思っています。


【番外編】
 実は、私・伊達は、10年前に、スリランカコロンボ大学大学院の客員教授として半年間派遣され、講義をしてきました。

 コロンボ大学の卒業式の様子です。

 観光地の写真です。ずっとゾウと遊んでいたわけではありません。

 このスリランカへの客員教授派遣事業は、国際交流基金事業ですが、その仕組みは、JIPPOの中村尚司専務理事が龍大教授時代に構築されたものです。
 これも何かの縁ですね。