雑誌の「和紅茶特集」で月ヶ瀬健康茶園さんが

 にほんプログ村の「お茶・紅茶」に登録されている色々なプログを徘徊している際に、
 『dancyu』(プレジデント社)という雑誌の10月号に、和紅茶の特集が組まれていることを知りました。
 皆さん、ご教示ありがとうございました !  あやうく見逃すところでした。

 で、早速、家の近くの本屋さんで購入。860円(税込)。


 私たちは、「物事は需要と供給の両方で決まる」という経済学の専攻なので、《生産者の物語》だけではなく、新商品=和紅茶の味・香り・淹れ方・器・飲み方などを、写真や言葉でどのように表現して、どのような新しいライフスタイルを消費者に提案していくのか、という《消費者の物語》にも興味があります。

 正直に告白すると(笑)、前々から、
 「和紅茶の売り込み方も取り上げられ方も、品種導入・栽培・製造法などの《作り手の物語》が前面に出すぎているのでは」、
と感じていました。

 和紅茶は、まだ製造法も未確立の段階、市場を創造している段階なので、《作り手の物語》が前面に出るのはごく自然なことではあります。
 「有機・無農薬栽培の和紅茶」をウリにしている茶農家さんが多いせいもあります。
 (「有機野菜」「スローフード」「農産物直売所」「地場産品による村おこし」のイメージともダブります。)


 ですが、そもそも、
 「和紅茶は、《渋くない・優しい味》《健康にもよい》以外に、どんな特徴があるの?」、
 「味や香りは、インド・セイロン紅茶とどう異なるの ?」、
 「和紅茶の品種はベニフウキ、ヤブキタなど意外に似通っているけど、味・香りは産地によって差異があるの ?」、
 「和紅茶を飲んでいる人が、どんなプロフィール・嗜好の持ち主で、どんなふうに淹れて、どんな感想をもっているの ?」、
 「日本茶みたいに飲まれているの ?、それとも、インド・セイロン紅茶みたいに飲まれているの ?」、
という《消費者の物語》については、かなりナゾでした。

 《消費者の物語》のナゾは《生産者の物語》で埋め合わされてきた、と言ったら、ちょっと言い過ぎでしょうか。

 実際に買っている人は通販が多そうだし、学校・職場・実家など身近なところに和紅茶の愛好者がいないので、よけい消費者の顔が見えませんでした(単に勉強不足なだけかもしれませんが)。

 ≪生産者の物語≫と≪消費者の物語≫との間をつないで媒介・翻訳するプロデューサー機能をもった人間が、この分野でももっと登場する必要性を痛感していました。
 昔は問屋さんがこの機能を果たしていたのでしょうが....。

 出でよ 和紅茶プロデューサー !

 ということで、かなりワクワクしながら雑誌『dancyu』をめくってました。
 結局、これを読んでもナゾは解消されませんでしたが、「プロデューサー機能」を果たそうとしたパイオニア的労作であることには間違いありませんので、きちんと敬意を表したいと思います。
 こうやって、初心者の私達がたくさん疑問点を出せたり、私達自身の考え方を一歩進めることができるのも、この雑誌のおかげだと思っています。


 右には、「いま、注目の産地は日本 ?」の文言、
 左には、玉露風に宝瓶で淹れた紅茶の写真。
 (熱くて持ちにくいのでは?....高級路線?....という野暮なツッコミは今はやめときましょう)


 「和」を前面にだした「和紅茶」。
 果たしてブームは到来するのでしょうか ?




 月ヶ瀬健康茶園の岩田さんの、あの「りりしい」お顔も....(笑)
 もみあげ、長すぎ.....(笑)
 
 緑茶品種でつくった『有機栽培 ムーンロック 春摘み紅茶』が紹介されています。
 味・香りについては、
 「飲み疲れしない、スーッと消える優しいお茶」、
 「丁寧に萎凋して完成する紅茶は、緑茶品種ながら芯のしっかりした仕上がりだ。朝の目覚めの一杯にもよし」、
 「秋の草原のような紅茶。わずかにウッディーな香りが通り過ぎていきます」
という専門家の評。

 うーん、わかるような・わからないような.......。


 静岡の「地紅茶サミット」でお世話になった「丸子紅茶」さん、「水車むら紅茶」さんの記事もあります !



 衝撃的だったのは、シャープで有名な三重県亀山市の「モーレツ紅茶」(べにほまれ) の記事 !

 高度成長期、「亀山は べにほまれで紅茶需要に大いに沸いた」とのこと。

 奈良の山添村あたりに森永製菓の紅茶工場があった、と岩田さんから伺ったことがあります。


 やはり、このあたり一帯は、日本の紅茶産地だったのでしょうか。

 ってことは、奈良・三重に接している南山城村にも......(謎)。

 木野さんも、以前、「あった !」とおっしゃっていたような。


 村の「地元学」という点からも、興味がわいてきます。