茶畑活動日誌〜出品茶の茶摘み (高尾地区)

 5月8日(日)、南山城村の高尾地区で、出品茶の茶摘みの手伝いをしました。
 ゼミ生12名で参加してきました!

 品評会に出品されるのは、南山城村では煎茶がほとんどです。
 南山城村は、関西茶品評会で14年連続で産地賞を受賞しています。
 村内でも多くの茶農家さんが出品されますが、「広い宇治茶の産地の中の『南山城村産』という同じチームなんだ」と言われていました。
 出品茶は、「一芯一葉」、本当に茶の先にある若い芽だけを摘みます。
 出品される煎茶は、色をよくするために、一週間ほどネットをかけます。


 
 まず、手仲村長のあいさつから始まります。
 作業は100人ぐらいで行われ、出品茶の茶摘みはお祭りムードでした。

 露地栽培された茶と出品茶とでは、同じ煎茶でありながら、色がまったく違っていました。露地のほうが濃い緑でした。
 品評会への出品は、人件費でほとんど採算とれませんが、毎年されているとのこと。


 茶畑を挟んで向かい合えば、自然と会話も生まれます。
 茶摘みは地区の人たちが一度に集まる大切な機会、人と人とをつなぐ場なんだと実感。


 寒冷紗で遊ぶ村の子供たち。

 午後は、製茶工場を見学させていただきました。




 「初めて茶摘みを体験しました。
 よく晴れた空の下で2時間程度お茶摘みをして、大変さを実感しました。
 村の方に摘み方を教えてもらい、出品用のお茶ということもあり、丁寧に摘むよう心がけました。
 私の横で茶摘みをしていた村の方から、村のことやお茶について話を聞きました。
 自然に囲まれて時間も気にせずのんびり暮らせるということ、京都市内から定年を迎えて南山城村に来る人もいるということ、茶摘みの時にみな集まるのでみんなが知り合いだ、ということを聞きました。
 お茶については、ネットをかけてないお茶に比べて、ネットをかけた方が渋みもとれてまろやかになって美味しいということ、出品茶用のお茶を摘んだあとの茶摘みの流れを聞きました。
 私が茶摘みをしている時にいちばん感じたのは、人と人との繋がりの深さです。
 村の人々同士は、みんなあだ名で呼び合っていて、誰とでも話をしていました。
 自分の地元にはない光景なので、とても新鮮に思えました。
 こんな結びつきの強い地域はなかなかないし、貴重です。残していかないといけないものだなとも思いました。
 お昼ごはんをいただいてからは、研修製茶工場で、午前中に摘んだお茶の製茶工程を見学させていただききました。
 蒸気で蒸した茶葉を手に取ってみたり、工場の中にある機械の説明なども受けました。
 全ての製造工程に5、6時間かかるそうです。
 村のみなさんがお茶作りに対してすごく真剣に取り組まれている所を目にすることができ、関わられている方々のことを第一に考えながら、雫についても取り組んでいかなければいけないなと感じました。
 また、自分自身、お茶についての知識をもっと身につけないといけないなと反省しました。」(Oさん)



「今日は、午前中、村の人たちと一緒にコンテスト出展用の一番茶の茶摘みをしました。
 軽トラの荷台に乗せられ、少し通くて高い場所にある茶畑に到着しました。すでに約120人の村の人たちが大きな畑一つ茶摘みを終えられるところでした。
 軽く紹介があったあと、移動し私たちも参加しての茶摘みが始まりました。
 始めに村の方が、丁寧に摘んでいい一番茶葉と悪い茶葉の説明をしてくださいました。
 くるんと丸まった柔らかい茶葉がおいしいそうで、実際に摘んだものを見せてもらったり、図が有ったりでわかりやすかったです。
 はじめの方は、たくさんある茶葉の中から良い茶葉を見つけるのに時間がかかりましたが、慣れてくるとスムーズに茶摘みをしていくことができました。
 茶摘みをしている間たくさんの村の方たちと話ができよかったです。
 出品茶は、量が少なく採算は取れないけど、コンテストのために大人から子供をはじめ、村のみんながこの出品茶の茶摘みに参加するお祭のようなものだ。
 実際に人間の手で茶摘みを行うのは出品茶だけで、あとは機械でやってしまうという話を聞いて、この茶摘みが村の人たちにとって地域のコミュニケーションを図り伝統を受け継ぐためのとても大切なものだという事を実感しました。
 茶畑も、場所によって茶葉の色に差があり、綺麗な緑色の茶葉はおいしいという事もわかりましたし、シートをかける長さでできるお茶の種類が変わるという事もわかりました。
 お昼休憩のあとは製茶工事を見学させてもらいました。
 製茶途中の茶葉をみせてもらったり、実際に食べてみると、とてもおいしく、製茶の工程で渋みが抜け、どんどんまろやかになっていくのがわかりました。
 午後は雨が降ったため作業ができませんでしたが、今日の茶摘みは今後の活動をどうするか改めて真剣に考えさせられるとても印象深いものになりました。」(Oさん)



 南山城村でお茶摘みに参加させてもらって、手作業でお茶を摘むのは本当に大変な作業なのだということを実感した。
 農家の方にお茶の摘み方を教わったが、お茶摘みは初めてだったので、適度な成長具合の新芽を見極めるのが難しかった。
 出品茶は全て手摘みということで、小さい子からお年寄りまで様々な世代の人が集まっていて皆さんお喋りしながらお茶摘みをしておられて、お茶摘みは地域の人たちのコミュニケーションの場になっているのだと感じた。
 また、お茶摘みに参加されていた農家の方とお話をして、農業を生業とすることの大変さなど聞くことができた。改めて南山城村のお茶をもっと世間に浸透させていくために何か出来ないかと考えさせられた。
 お茶を摘んだ後は製茶工場で生茶をお茶に加工していく様子を見学しつつ、揉み終わった後の茶葉や蒸し終わった後の茶葉を見せてもらえたので、自分たちが摘んだ葉が実際にお茶になっていく過程知ることができ、大変勉強になった。」(Sさん)



 「今回茶摘みに参加させていただいて、茶摘みを村人総出で行うことで地域のつながりが維持されているのだと改めて実感しました。
 自分自身あまり村人の方と話す機会は多くなかったのですが、どこから来たのか、またゼミで何をしているかなど、いろいろと聞いてくださり、とても楽な気持ちで作業することができました。
 また、村人同士でも、老若男女問わず話しながら作業をされていて、やはり地域コミュニティの維持という観点でも、毎年の茶摘みは一役かっているのだと感じました。
 製茶工場も見学させていたただきました。
 僕たちが行った工場は、研修用ということだったので、規模こそ大きくなかったものの、ここでの出来がお茶の品質に関わってくると説明を受けました。蒸す工程を終えた茶葉と揉む工程を終えた茶葉を食べさせていただいたのですが、やはり揉む工程が終わった茶葉の方が風味や香りが完成品により近い印象を受けました。
 村人の方や茶農家の方は、とても親しみやすく、また参加したいと思いました。」(Kくん)



「朝5時半に起き、稲荷から月ヶ瀬口へ。
 木野さんにご挨拶をし、駅から車で茶畑まで送っていただくと、既に地元の方々が1回目の茶摘みを終え、2回目の茶畑へ移動するところでした。
 私たちも軽トラックの荷台に乗せてもらい移動。
 今回は出品茶の茶摘みということで、良い茶葉と悪い茶葉の見分け方を教えてもらい、始めは夢中になって摘んでいたものの、暑さと茶畑が斜面にあったことから、すぐ疲れてしまいました。
 すると向かいにいたおばちゃんが話しかけてくれ、飴をもらい少し回復。
 お茶以外のことばかり話してしまったけれど、こういったオシャベリも楽しみで地元の方々が集まるのだろうなと実感。 
 お昼には研修製茶工事を見学させてもらいました。
 完成するには6時間もかかるらしく、たくさんの機械がそれぞれの作業をしていました。
 『機械は茶葉を大体35kgずつ蒸したり揉んだりするんだけど、最近は200kg用機械しかないようになってしまった。当然、少量の方が良い品ができるけど、もう35kg用機械の部品は製造されてなくて、これが最後。大事に大事に使っている』
 と話されていた。
 日本のお茶の味が変わってきているのかな、と心配になりました。」(Tさん)


 「いよいよ茶摘みが始まった。この日は出品茶用の茶葉を摘んだので、通常出荷用の茶葉とはちがう摘み方をした。
 村の方の話によると、通常出荷用の茶葉は1つの茎から葉を5枚摘むらしいが、コンテスト用の葉は2枚しか摘まない。
 これは、成長しすぎた茶葉は葉が硬くいい味が出ないが、コンテスト用の茶葉は、若くて柔らかい茶葉を2枚だけを摘むためだ。
 出荷用の茶葉に2枚しか茶葉を使わないと採算がとれないかららしい。
 数年前は、ペットボトルのお茶の売れ行きがよく、利益もたくさん上がっていたが、近年はペットボトルの水の売れ行きがよいせいで、お茶の売れ行きはよくないそうだ。
 茶農家さんが茶業だけでは食べていけないのは、そういった事情もあるのかと思った。
 売上を伸ばすためにも、コンテストで賞を取ることは、茶農家さんに取って死活問題だと思った。
 この日は茶摘みの体験もできたが茶農家さんの実情も知ることができてとても良かった。」(Mくん)


「初めてお茶摘みを体験しましたが、予想以上の体力の消耗と、かなり細かい作業だということをとても強く感じました。
 お茶摘みはとても暑く、さらに範囲が結構あるので、まず人手が絶対的に必要ということを現地の方は言われていました。
 また、ベテランの方々は慣れてるので体力的にどうってことないのかな、と思っていましたが、作業中には『まだ終わらへんの?』という声を多々耳にしたので、やはりベテランの方々でもきついのかなと思いました。
 お茶を摘んでいると、ネットにお茶の葉がこすれて所々黒ずんでいるものがあり、それを見極めてかつ素早くお茶を摘むという作業は、なかなか地味で大変なものでした。
 また、お茶摘みで一番苦労するのが天候だということを強く感じました。今日(10日)も茶摘みの予定でしたが、雨が降ったのでできませんでした。お茶を摘んでいるときに雨に降られると葉の色が変わったり、味が落ちたりするとおっしゃってました。
 また、ネットをかけて日光を遮ることも重要で、ネットからはみ出してる葉を少しずつ中に入れる作業も大変なものでした。
 天候に大きく左右されるので、日頃の手入れの重要さをとても感じた一日でした。」(Fくん)


 高島屋で初めて雫に関わった時、自分のお茶に関する知識が乏しさを痛感しました。
 茶摘みをすることで、茶業がいかに重労働であるかを確認することができました。
 2時間ほどの茶摘みでしたが、かなり筋肉痛になりました。
 年配の方が多かったですが、子供や女性の方もいて、本当に村全体で茶摘みをしているような感じで、地域のつながりを感じることができました。
 製茶工場では、茶摘みをした葉がお茶になるのでの製造過程を説明していただきました。
 直接工場の中を見れて、貴重な体験をさせていただきました。
 雨が降って作業が中断されましたが、雨の中での作業はお茶に悪影響になると、茶農家の人たちが話していて、お茶ができるまで本当に大変なことを知りました。」(Tくん)



 「お茶摘みをする前に茶農家の方から、一芯一葉で取っていくことや、取る時に爪をあてないようにするなどの点に注意をすることなど、摘み方の説明を受け、茶摘みを始めました。
 質の良いお茶を作るためには、なんでもかんでも摘むのではなく、良いものを摘んでいく事が大切であるということを知りました。 
昼になって茶摘みが終わり、製茶工場の近くで昼休憩をした後に、茶農家の方が製茶しているところを見学させてくれました。
 摘んだお茶の葉っぱの香りを確かめたり、食べたりしたんですが、意外と甘い感じがしました。
 茶農家さんが言うには、茶摘みで良いところだけをとっているため、茶葉は甘くなるそうです。
 私達が見学した工場の機械は小規模のもので、出品茶しか作っていないそうで、実際には、もっと大きな機械によって大量生産しているそうです。
 もともと昔は、見学した製茶工場くらいの小さい製茶工場で茶を生産していて、そこからだんだんと規模が大きくなり今の規模になった、とおっしゃられていました。
 製茶機械にお金がすごくかかり、たったんお茶作りに足を踏み入れたら後には引けないとも聞き、茶業の厳しさも知りました。」(Aくん)