花巻から大船渡へ (1)

 11月19日(土)から21日(月)まで、岩手に行ってきました。
 今後の気仙茶プロジェクトについての相談が主な目的です。
 19日(土) 
 花巻空港から車で20分、西本願寺・東北教区ボランティアセンター 東和ボランティアの家へ。
 東和ボランティアの家は、宗教を問わず無料で宿泊できるボランティアセンターです。(ちなみに私は浄土真宗の門徒ではありません)。
 今後、ここをゼミ生や団体ツアー客の宿泊拠点にできないかと構想しております。
 
 廃校になった小学校の2階をNPO法人JIPPOが借り上げるという形をとっています。


 「ボランティアのためのボランティア」がメインの設立目的です。
 

 
 到着して2階に上がると、松尾さんとユンさんがお出迎えしてくれました。二人とも、とても親切な方です。
 松尾さんは千葉のお寺の方、ユンさんは韓国ソウルから被災地支援にいらしている方(日本語ペラペラ!)です。
 上の写真は2階からの眺めです。のどかで落ち着きます。

 
 晩秋の紅葉もきれいです。
 ジャグジーがあるのですが、水を入れるのに何時間もかかり、沸かすのにも何時間もかかるので、冬季は使い物にならないそうです。
 お風呂は、車で5分のところにある東和温泉につかるのが一番です。

 東和温泉にはボランティア割引制度があります。
 食事は東和温泉でもよいですが、安くあげるなら、近くのスーパー(車で5分)で購入したお弁当やオカズ類を電子レンジでチンしてもよいと思います。


 電子レンジ、ホットプレート、オーブンのほかに冷蔵庫もあります。

 お茶やコーヒーは問題なしで、

 非常食系もあります。
 ボランティアは自己完結が原則ですが、非常食が置いてあると、何かと安心感があります。


 洗濯機もあります。

 暖房は石油ストーブです。
 室内はとても暖かいです。


 教室で寝泊まりです。
 シーツ、枕カバー、枕、布団、マットレス、どれも「毎日毎日、『清潔第一』を心がけています」(松尾さん談)とのこと。
 学校用ストーブはとても強力で、夜でもバッチリ暖かいです。
 この日は、日立市からいらしたボランティアNさんと一緒に泊まりました。
 Nさんは、今日は大槌町で菜の花を植える作業、明日は早朝から、遠野まごころネットでボランティアをされるそうです。ご苦労様です!


 見取り図です。
 音楽室が女性部屋になっています。


 Faxやインターネット(Freespot)も使えます。
 私のケータイはソフトバンクなので電波は弱く(泣)「どうしよう....」と思っていましたが、ノートパソコンでのメールチェックは完璧にできました。 

 コピー機もあり。


 壁には長野県安曇野市の小学生の書いた激励文が貼られています。


 「ゆいっこ」という団体が行っている「お茶っこのみCafe」のボードです。水俣茶が使われているようですね !
 ゆいっこは、被災住民を受け入れる内陸部の後方支援グループとして、救援物資やボランティアの受け入れ、身の回りのお世話、被災地との連絡調整、傾聴など精神面のケアなどを行っています。
 花巻にもたくさんの被災者が避難しています。ゆいっこ花巻はその方々を支援しています。
 東和ボランティアの家も、お茶っこのみCafeや交流会の会場として使われています。
 ユンさんは、21日に、ゆいっこ花巻の活動に参加し、キムチづくりの手ほどきをするそうです。


 水谷さんという画家の方が被災地で描かれたスケッチ画も壁に貼られています。
 「気仙沼合同庁舎 津波避難ビル 2011/11/5」。


 「それでもフカヒレを干す」


 「陸の船には
 倒れ止めの
 筋交いが取り付けられた
 気仙沼 2011/11/9」


 「ガレキは結構綺麗に片付けられている
 新品の電柱
 残っているのは廃墟のみ」

「ドブ臭く
 細かい虫にたかられる
 聞こえるのは鳥の声と
 復興工事の音
 トラック音
 2011/11/9」


 「曲がる鉄骨 2011/11/9」


20日(日)
 翌朝9時、センターの車で、大船渡の気仙市民復興連絡会に向かいます。ユンさんが運転してくださいました!!

 ボランティアセンターにいるのに何もしないのではあまりに申し訳ないので、事前に電話してニーズを確認した上で、京セラ労働組合から贈られてきた鹿児島産サツマイモ50キロを積んで、大船渡に向かいます。


 途中、横田町の「陸前高田市災害ボランティアセンター」に立ち寄りました。


 ボランティアの方々が一生懸命にマッチングの活動をしていました。


 人けのない陸前高田の市街地。
 日曜日なので、工事の音も聞こえません。
 はるか向こうに見える青い屋根は、県立高田高校です。
 


 雇用促進住宅のあたりです。


 花巻から約2時間で大船渡の沿岸部に到着。
 気仙市民復興連絡会の事務所は末崎町にあります。
 ここで、9月のゼミ合宿の際に大変お世話になった栗村さんとお会いします。

 サツマイモを車から降ろします。
 大船渡で炊き出しや「おかず配り」ボランティアを精力的にされてきた「さんさんの会」の食材の一つとして活用される予定です。

 2か月半ぶりに栗村さんとお会いすることができました。
 日曜日に出勤させてしまい、申し訳ありませんでした。
 栗村さんによれば、「最近は、支援の手が届かないような小規模の仮設住宅や、民間賃貸住宅などの『見なし仮設』にお住まいの方々、そして、仮設に入居していない被災者の方々のニーズをくみ上げらるように努力しています」とのこと。「東和ボランティアの家」の松尾さんからも同じことをお聞きしました。
 また、「仮設住宅でのイベントには、仮設に入居していない被災者は行きにくい」という話も伺いました。
 「多様な被災者の多様なニーズ」をくみ上げることの大切さ・難しさを教えていただきました。
 現地の支援団体の皆さんのご尽力には、本当に頭が下がります。

 「気仙茶を媒介に、お年寄りと子供達とが交流し、自家用茶という習俗を次世代に伝承する活動」に協力していただくことは可能かどうか、について話し合いました。
 その結果、明日21日のJA大船渡での打ち合わせに栗村さんも同行していただけることになりました。
 また、気仙市民復興連絡会の会長であり、大船渡夢ネットの理事長の方とお会いできることになりました。

 (続く)