紅茶班の活動

 11月20日(日)と21日(月)、月ヶ瀬健康茶園さんが奈良で
 「第二回 日本の紅茶を喫茶する〜ダージリンに学ぶ奈良・月ヶ瀬の紅茶」
 というイベントを開催されました。

 紅茶班3名で参加させていただきました。

 今回のイベントのテーマは、「奈良・月ヶ瀬のような冷涼な気候の産地で作る紅茶の可能性をダージリンから学ぶ」というものです。

このイベントから見えてきた新たな可能性
1.岩田さんが訪問されたダージリンとネパールは、気候が冷涼で斜面で栽培する産地で、またアッサムは気候が温暖で平地で栽培する産地です。
 これらの産地とを比較してみると、月ヶ瀬は、地域で最も標高が高い山の南東向き急斜面で、朝日は当たりやすく、地温が早く温まり生育がよい栽培地です。
 また、斜面の下に冷気が流れ、新芽に被害を及ぼす霜の被害が少なく、水はけもよくミネラルの多い赤土です。
 ダージリン地方の気候・地形の特徴と類似した場所が、奈良の月ヶ瀬であり、その気候風土だからこそできる紅茶があります。

2.夏から秋にかけて、チャノミドリヒメヨコバイ(ウンカ)に食害された芽からは、茶樹のストレス反応によって果物が熟したような香りのお茶ができます。
 農薬も化学肥料も使わない有機栽培だからこそ、果物が熟したような香りのお茶を作ることが可能です。

3.手摘みにこだわることで「芯のぶれない味を出す」ことができる紅茶作りができます。

 この3つの可能性をもとに作られたのが、2011年産「有機紅茶月ヶ瀬べにひかりの手摘みセカンドフラッシュ」。品種は「べにひかり」です。ウンカに傷をつけられた芽を使用しています。
 飲み方はストレート、菓子はロールケーキによくあいます。

 飲んだ感想ですが、ほんのりと甘い感じの香りがしました。

 イベントは、試飲会の他に、岩田さんのこれまでの活動をまとめたパネルの展示や販売ブースがありました。

以下、感想です。
 
 ◆今回岩田さんの紅茶イベントに参加させてもらい、これまでの紅茶に関する取り組み、海外の茶産地(ダージリンとネパール、アッサム)を訪問して奈良の月ヶ瀬で紅茶を作る意味など詳しく聞かせてもらいました。
 海外では手摘みが標準であるのに対して、日本では機械での収穫が標準なので、手摘みで収穫した特別な紅茶の作り方を試みているとのことでした。
 岩田さんがすごく楽しそうに話をされているのがとても印象的でした。
 そのあとに行われた喫茶会では
 ・有機紅茶月ヶ瀬べにひかり手摘みセカンドフラッシュ
 ・有機紅茶月ヶ瀬べにふうき手摘みセカンドフラッシュ
 この2種類の紅茶を飲ませてもらいました。
 「べにひかり」のほうはウンカに傷を付けられた芽で、ウンカに食害された芽からは、茶樹のストレス反応によって果物が熟したような香りのお茶ができる。これは。有機栽培によってつくられているからこそ、自然から受ける恩恵だということをおっしゃっていました。
 茶器など一つ一つにもすごくこだわっている感じが伝わってきました。



 ◆今回のイベントに行って、参加されている方々が本当に岩田さんの紅茶が好きなんだと思いました。
 最初に、岩田さんの今年の活動についての発表を聞きました。
 インドのダージリンとネパールのイラムに行かれた時の話をされていて、その中でダージリンと月ヶ瀬が、気候や環境、紅茶の生産量なども似ているということを言われていました。
 ウンカの話やその他たくさんの内容を聞いてとても勉強になりました。
 聞いたことのある話もあり、自分も、ほんの少しではありますが、紅茶をわかるようになったのかなと思います(笑)。
 そのあと、喫茶で紅茶とケーキのセットを頂きました。
 紅茶は「べにひかり」で、ケーキは奈良伊賀地区のケーキ屋さんが月ヶ瀬健康茶園のお茶に合うように作ったものだけあって、本当においしかったです。
 紅茶と一緒に出すケーキにもこだわりをもっておられることがよくわかりました。
 茶器もアンティークのものを使われていて、こだわりを感じました。
 どのように出せばおいしく感じてもらえるかを良く考えられていて、とても勉強になりました。



 ◆私は、今回の岩田さんの紅茶イベントは「心温まる喫茶会」であったと感じました。
 岩田さんと紅茶班の出会いは今年の6月頃で、今まで岩田さんの和紅茶への思いやビジョンを話しを通して学んできました。
 ですが、今回はその話しをより具体的に聞くことができ、奈良の月ヶ瀬という土地の気候や風土を生かして特徴のある紅茶を作ることが重要であるとわかりました。
 このイベントで学んだことを今後の活動の中で更に活かしていければなと思います。
 また、始めに述べたように「心が温まる喫茶会」でした。
 和紅茶への愛情を岩田さんが話され、その愛情に育まれた和紅茶をルナさんたちが丁寧に一つの品として私たちに提供する。
 全ての取り組みを目の当たりにすることで、それを肌で直接感じることができました。
 受付から商品のディスプレイまで、全員が関わることで最高のカタチを作り上げることが出来たのだと私は考えます。
 これは、我々が今後喫茶会を開く時の一番目指さなければならない点だと思います。