茶畑作業日誌 今年も開始します! (4月27日)

 新茶シーズン到来です!
 龍谷大学オリジナル宇治茶『雫』(抹茶入り煎茶)の栽培から販売までの全プロセスに携わり始めて、今年で4年目です。

 新3回生による茶畑作業もいよいよ始まります。


 ◆4月27日(金)、木野製茶園の訪問は今日で二回目。
 雨だった22日(日)の訪問時と比べて、今日は雲ひとつない快晴で前回とは違う景色のようだった。
 さっそく皆で作業する茶畑へ行くと、大きさの異なる茶の樹がたくさんあった。
 最初に、植えたばかりの茶の樹に、サトウキビを乾燥して圧縮させた肥料をまく作業をした。この作業は雑草が生えないようにするためだ。雨が降り、水を含むことによってサトウキビが何倍にも広がり、土を見えないようにするため雑草が生えにくくなるそうだ。そして根のほうの熱さを抑える効果、水を蓄える効果、石灰が含まれているので肥料としても使うことができる。他の木材などでも代用はできるが、サトウキビは軽いので使い勝手かいい。

 そして、次に、私達は「龍谷の茶畑」(品種:おくみどり)にて、成長の妨げになる雑草抜きをした。
 この茶の樹は一年目の大きさで約30センチ。
 周りにサトウキビが敷かれていたため、雑草が生えにくい状態になっていた。しかし、雑草はなかなか手強く、広く深く根を張って成長していた。雑草が多い所は樹の成長が遅く、雑草を残さないようにコツコツと作業を行った。
 また、茶畑では、イノシシの被害にあっていて、所々穴があいていたり、茶の樹が盛り上がっていたりしていたので、樹を枯らさないためにも、もう一度手で盛り上がった土を元に戻す作業も行った。
 お昼休憩の際、前回詳しく聞けなかったことを木野さんにお伺いした。
 ・急須で淹れた煎茶は、なぜ「プチプチ」という音がするのか?
 ・木野製茶園の話題の新商品「宇治抹茶カプチーノと宇治ほうじ茶カプチーノ」の品質/販売ルート
 ・石臼はなぜ御影石が適しているのか/市販の石臼で抹茶を作ることができるのか?
 ・茶の樹を切ったところが黒くなるのはなぜか?
 ・お茶に最適な水とは?

感想
 今回は初めて茶畑で作業を行った。
 「龍谷の茶畑」の樹はまだ小さかったが、植えたばかりの樹と比べると、しっかり成長しているのが分かった。
 女子は雑草抜きを担当したが、急斜面での作業だったので足と腰がとても辛く、自分の運動不足を実感した。あまり使ったことのない鍬と袋を片手に、茶畑にある雑草を一日かけて抜き終わった。「たかが雑草」でもたくさん生えてしまったら茶の樹の成長を妨げてしまうし、小さい樹の周りは特に気を配って手入れをした。
 雑草を抜きながら、「これだけ手間をかけて育てたお茶を飲んだ時は本当においしいだろうな」と感じた。
 最初に龍大の茶畑に関わることができて嬉しかった。
 これから様々な作業を通してこの茶畑を見守っていきたいと思う。
 初日にして、たくさん日焼けをしてしまったので、次回は日焼け対策と、茶の樹でどこの部分がどのお茶になるのか木野さんに質問する。
 次回もどんな作業をするのかが楽しみだ。これからもゼミの皆で頑張っていきたいと思う。
 6日に予定されている品評会のための茶摘みに行くゼミ生の人数が少ないため、木野さんが残念そうなのが心残りだった。せっかくのお茶を詰める機会なので、皆で参加したい。
 (文責:宗)

◆午前中、男性陣は、さとうきびを圧縮した土壌改良材を敷き詰める作業、女性陣は、龍谷の茶園にて雑草抜きとわかれて作業した。
 土壌改良材は重く、さらにこの日はよく晴れていて気温も高かったため、体力を使う作業だった。敷いた改良材は雨が降ると茶畑を覆うように広がり、雑草や土の乾燥を防ぎ、夏の暑さを和らげるといった働きをするそうだ。

 午前の作業が終わり、昼食を御馳走になった後、木野さんへのヒアリングを行った。
 「寒暖差が大きいと、なぜいいお茶が育つのか」については、「お茶の葉は寒いときに栄養を蓄え、温かいときに成長するという性質を持っているので、ずっと寒いと全く伸びず、暖かいと栄養を蓄えずただ伸びるだけになってしまうので、南山城村のような寒暖差のある気候がよい」のだそうだ。
 また、今の茶の状況は、だいたい一芯二葉(一つの芯に二枚葉がついている状態)くらいで、これが三葉、四葉あたりまで伸びると最もおいしいのだが、実際は十葉あたりで収穫するそうだ。
 午後の作業:午後、女性陣は引き続き龍谷の茶園での作業、そして男性陣はお茶を保存しておくプレハブ小屋の屋根の上に空き缶を敷き詰める作業を行った。これは空き缶が太陽熱を倉庫内に伝わりにくくするための作業で、屋根の表面温度は缶を敷く前と比べ低下するそうだ。

◎感想
 約一年ぶりに畑に行き、同じ作業を行ったが、ゼミにも参加する前であった去年と比べ、このお茶を見守っていきたいという思いが強くなったと思う。
 そして、お茶についてももっと知りたいという気持ちになった。
 木野さんと話して感じたことは、その道のプロから話を聞くことは楽しいということだ。
 これからも、茶園に通い、お話を聞きつつ、真摯にお茶に向き合っていきたいと思う。
(文責:寺本)