陸前高田と大船渡に行ってきました

 4月26日(木)〜28日(土)、岩手県陸前高田市大船渡市に行ってきました。

 JA大船渡の製茶担当者を訪問し、JAの放射性物質検査の方針・体制・スケジュール、製茶工場の製茶方針などを相談することが主な目的です。
 また、茶畑の生育状況を確認することも目的の一つです。




 気仙町 今泉地区にある「幸福の黄色いハンカチ」(山田洋次監督らが設置)

 鯉のぼりが泳いでいました。


 諏訪神社の参道です。

 神社の階段の中腹に、竹製の階段が設置されています。
 初めて登ってみました。
 上の写真でいうと、下から三番目のノボリの根本には、津波の「最高水位」を示す板がつけられていました。

 
 3月11日、多くの方が、この境内に避難したそうです。
 当時の様子を記録した貴重な動画はこちら(Youtube)。紺野文彰氏が撮影したものです。
 こちらのブログ(Save Rikuzentakata)も参照。3月11日の被災者の様子がわかります。


 階段の途中から撮影した気仙町・高田町の様子。
 この日(27日)は、少し雨模様でした。


 翌28日にまた来てみました。
この日は快晴でした。
右手に見えているのが気仙大橋です。


 中央に見えるのは、姉歯橋。





 茶畑にて。
 春の訪れを感じます。



 気仙茶の茶畑です。
 新芽が出ていました!
 ここで、生産家さんや、みちのくふる里ネットワークの栗村さんと待ち合わせします。


 茶畑からみた陸前高田の市街地
 遠くに一本松がみえます。





 今回は、時間があったので、一本松や旧市役所のほうまで行ってみました。

 高田松原のあたりの様子です。
 

 気仙川の河口付近から上流の方面をのぞむ。




 陸前高田市役所の庁舎です。

 門の所には献花台がおかれています。


 東京のテレビ局が撮影をしていました。
 ディレクターさんのお話では、「GWに被災地を訪れる観光客」を撮りたかったそうです。


 言葉がでてきません。

 立入禁止の看板の上には「捜索終了」の張り紙。

 市民会館。
 市の指定避難所でした。

 県立高田高校水泳部の部員たちは、広田湾沿いにある市内のプールで練習中に地震に遭い、施設職員の車でのこの市民会館に避難しましたが、津波は市民会館までも襲いました。



 市役所の隣のスーパー「マイヤ高田店」。



 高田高校の校舎。


 行事予定表も下駄箱も、あの日のままです。


 日に新しく進みなん


※高田高校 校歌
        作詞 小田島 孤舟
        作曲 下総 皖一
1.水と空との連なれる   高田の海の八重の汐
  轟とひびく松原に    はまなすの花ほの赤し
2.氷上のすその杉むらの  白亜の窓にいろはえて
  伸びゆく枝のたわみなく 日ごとのつとめいそしまん
3.たたなずく山影すみて  水平らなる古る河の
  古きをたずねもろともに 日に新しく進みなん





 竹駒町のマイヤ滝の里店

 陸前高田「未来商店街」で、けせん朝市が開催されていました。
 陸前高田「未来商店街」のブログはこちら。 


 けせん朝市は、毎週土日に開催です。

 川端商店さんで升売りの「しらす」をたくさん買いました!

 道路を隔てた反対側の様子です。


 ドラッグストア「ツルハ」

 ファミリーマート

 農事組合法人「採れたてランド高田松原」 

 中華食堂「熊谷」と大衆酒場「車屋」

 マイヤ・お買い物バスの曜日と運行ルート

 マイヤの求人広告


今回の宿は、またまた、碁石海岸の「海楽荘」さんです。

 三陸の沿岸部は、「陸中海岸国立公園」に指定されています。
 詳しくは、こちら(環境省のHP)をご覧ください。






 大船渡には、いたるところにツバキの樹があります。

 震災後、「奇跡の一本松」の影にかくれてしまいましたが、ツバキの樹は、チャの樹と同様、貴重な地域資源

 被災地の春の訪れに何か力を貸してくるのではないか。

 そんな気がします。

 最近読んだ『岩手日報』の風土計というコラムを引用します。

「色とりどりのツバキの花が誇らしげに見えるのは、大震災を乗り越えたからだろうか。大船渡市の「世界の椿館・碁石」。15日まで、つばきまつりが開かれている

 昨春もまつりの期間中。世界13カ国、600種のツバキが咲き乱れていた。3月19〜20日には全国椿サミットも開かれる予定だった。その直前の激しい揺れ。高台のため津波は届かなかったが、水も電気も止まった

 開花の最盛期。この時期は特に多くの水を必要とする。「木を枯らすわけにはいかない」。林田勲館長らスタッフは、地下タンクから手作業で水をくみ上げた。やがて水が尽きると、25キロ離れた農協施設の井戸から運んだ

 2カ月間、木の命をつなぐ作業が続いた。枝をよく見ると、大きく剪定(せんてい)した跡が目立つ。「いつもは5月に切るのだが、全体を切り詰めて吸水量を抑えた」。影響が心配だったが、林田さんらの思いにツバキが応えてくれた

 ヤブツバキの北限は青森県夏泊半島だが、太平洋岸では本県が最北の自生地。気仙地方のシンボルでもある。花の少ないこの季節、春を先取りしてくれる貴重な存在だ。あちこちで懸命に咲く花が、人々を励ましている

 ツバキは「津波幾」とも表記する。「幾つもの津波に負けないで咲く花」。この花の新たなイメージが浮かんできた。」(2012年4月6日付)



☆気仙甚句☆(岩手県のHPより一部抜粋)
気仙よいとこ
寒九の雨
赤い椿の 花が咲く

気仙名所は
数々あれど
広田根崎の椿島

花は咲いても
実のなるまでは
どうせ妾も 一苦労

五葉山の白雪
朝日でとける
島田娘は 寝てとける

沖で三十日 港で二十日
思った大船渡に たゞ七日



 岩手県のHPから引用します。
 「大船渡市末崎町にある熊野神社境内には、かつて東・西・南の三面にツバキが植栽されていたため三面椿の名がでたが、現存するのは、東側の一株だけである。
 このツバキは、岩手県南部および気仙地方に見られるヤブツバキで地際の周囲8m、枝張東西12m、南北13m、樹高10mの巨大な樹である。
 社殿建立と前後して植栽されたと伝えられており、樹齢およそ730年余と推測される。
 高緯度(北緯39度付近)のヤブツバキとして価値が高い。」