石臼挽き抹茶の製造現場を見学 !

 5月8日(火)朝から、石臼挽き抹茶の工場を見学をさせていただいた。
 まず、スリッパに履き替え、割烹着のような服を着て帽子をかぶり、手を消毒して万全な姿で工場に入った。
 扉をあけると、抹茶の良い香が充満していた。

 ラインには石臼がずらりと並んでおり、その稼働する光景は圧巻であった。
 細かく挽かれた抹茶は、宙に舞い上がり、石臼にまとわりついている。
 石臼が楕円型に回転することで隙間ができ、その隙間に茶葉が自然落下するため、ゆっくり挽かれ良い抹茶ができるという。
 各ラインにはタグが掛けられており、ソフトクリーム用や、ゼリー用等に分かれていた。
 「茶道用」、「ソフトクリーム用」等々、挽く「てん茶」の用途で分けられており、ソフトクリームやゼリー用などには色合いが必要なため色が濃い茶葉が使われている。茶道用の茶葉は薄い色をしていた。
 挽き終わった抹茶は、機械でふるいにかけられる。
 茶葉をホッパーに投入する時、茶葉が石臼に落下して混在してしまう場合があるので、それを取り除くためだ。

 最後に、金属探知機で検査して、問題なければ、完成品となる

 工場内は冷房がきいており、22度前後に保たれている。10ミクロンほどに細かくされた抹茶は、空気に触れるだけで変色しやすく白くなってしまうためだ。
 保存には低温が適しており、冷凍ではなく冷蔵がよい。

≪感想≫
 今回初めて石臼工場を訪問した。
 想像していたものよりも、石臼は小さかった。
 しかし、その稼働スピードは想像していたよりも速く、もっと稼働しているところを眺めていたかった。
 お話を伺って、製造工程等、乗り越えていくべき課題はあるが、やるからには中途半端ではなく、困難な事でも乗り越えていくことが大事だと思った。
 これからしっかり議論し、責任を持って活動していきたい。(文責:田辺)


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 茶農家さんから買い取った碾茶の茎と葉脈を取り除いたものを5ミリ角にし、それを石臼でゆっくり挽いていく。
 抹茶にとって石臼で挽くことがなぜ良いのかというと。。。。、
 ・挽くときの自然の熱、摩擦熱(50〜60度)が良いそうだ、
 ・葉をぶつけながら粉砕する(気流粉砕)機械とはちがい、一枚の葉を引き剥がすように挽いているため、金平糖のようなギザギザが細かく入り、10ミクロン前後の粒子になる、
 ・機械に比べ、石臼で挽く場合は、香りや色合いがよい。
 石臼が楕円上に回転するときに、茶葉は隙間から自然落下する。
 挽かれて溜まった抹茶は、次に、ふるいにかけられ、その後、金属探知機に通され、出荷される。
 たくさんある石臼の中でも粒子の大きさが微妙に違っていて、側面に抹茶がたくさんついている石臼は、より細かく挽かれているようだ。
 石臼で抹茶を挽くに際して、茶葉の品種等で分けられている。
 ソフトクリーム用なら色が濃いもの、ゼリー用なら苦味の強いもの。
 一日24時間稼働して700グラム〜1キログラムほどの量の抹茶を挽く。
 石臼は、1分間に52〜3回、楕円形に沿って回転する。
 工場内の温度は、年間通して、20〜22度を保っている。

≪感想≫
 工場に入る際には、スリッパに履き替え、服を覆うものを着用し、帽子をかぶり、アルコール消毒をした。
 工場に入ったときからお茶の香りが強かったが、扉を開けた瞬間、ふんわりと抹茶独自の甘い香りが、なんともいえない幸せを運んできた。
 それは、石臼で挽いたてん茶が、楕円上に回転するときに隙間からもれ、自然落下でふんわりと舞っているからだろう。
 石臼のある工場内にいるとき、どこからか微弱な少し冷たい風を感じた。これは、温度を年中20〜22度に設定しているから。それも合わさって、工場内は、抹茶がふんわりと香ってきたのかもしれない。
 石臼ラインの前には、製品によってタグ分けもされていた。
 今回の訪問のおかげで、より詳しい情報を知ることができた。
 この情報を皆で共有して、いろんな案をたくさん出し合いながら、より良いものをつくりたいと思う。(文責:永井)