茶畑活動日誌〜出品茶の茶摘み 5/12

 5月12日(土)、先週のグリーンティ高尾に引き続き、今回は木野製茶園にて、出品茶の茶摘みを行った。

 8時半に月ヶ瀬口に到着、9時から茶摘みを開始した。
 今回は、「一芯一葉」で摘みとるという形で、前回とはちがう摘みとり方となった。
 「一芯一葉」は、「二葉」の時とはちがい、非常に繊細な摘みとり方となる。
 2枚目の葉を摘みとらないことを意識するだけでなく、2枚目の葉が開き切っていない場合は二葉で摘みとっても良いため、微妙な判断が必要となってくるためである。
 摘みとる際には、「葉の根元からできるだけ近い位置で摘みとるように」との指導も受け、より一層慎重に摘みとりの作業を行うことになった。
 「なぜ一芯一葉、二葉を使い分けるのか」と聞いてみたところ、これらの判断材料は葉の開き具合によって決められる、ということがわかった。
 ただ、慎重に摘みとっていかなければならない中でも、スピード感は大事で、時間内に一定の量を摘みとらなければならないノルマもあるので、慣れることでスピードをつけていくことの重要性も感じた。

 結局、今回の茶摘みは午後5時くらいまで行われていたのだが、朝から夕方までの作業となるため、村の方々が互いに気遣う場面もよく見られた。
 摘みとりの作業を行う中で、最初のほうは摘みとれる茶葉がたくさんあり、自分のペースは遅いながらもテンポよく摘んでいたが、やはり、摘みとれる数が少なくなってくると、摘みとるかどうかを判断するのが非常に難しいため、上から見下ろすだけでなく茶畑と同じ目線に立って細かい部分まで見つけるので、茶葉を「摘みとる」ではなく「探す」という感覚だった。

 また、今回の茶摘みを通して印象的に感じたのが、南山城の村民の方以外の一般の人も交えて茶摘みを行っていたことである。
 今回の茶摘みは品評会に出品する大事なものであるのはまちがいないが、そこをあえて村の人に対して、また一般の人に対しても門戸を開いていることは、これからの発展を考えてのことだと思われる。
 茶摘みという大きな行事に多くの人を巻き込むことによって、地域の人々同士の結びつき、そしてそれ以外の場所に住む人に対しても村のよさ、茶摘みの良さを知ってもらう機会をつくっているのだと思う。
 また、地域の協力によって村や茶業の発展が成り立っていることを感じることができた。

[余談]
 今回、休憩の際にお話をした村の方に、龍大の卒業生の方がおられた。
 聞くところによると、その頃は学費が年間7万円、学食の素うどんが25円だったそうだ。
 また就職についても興味深い話を聞くことができ、思わぬところで縦のつながりが生まれる結果となった。

(文責:奥田)

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5月12日は、ゼミ生8名で、茶摘みに参加させていただいた。
少し肌寒かったが、天気は晴れていた。
この日は、木野さん宅から少し遠い茶畑と木野さん宅の裏を登っていったところでの茶摘みだった。

どちらも、茶樹の上にネットが張ってあって、その下での活動だったため、日差しは遮られ、風が強かった。

 茶摘みは、葉のくるりとまるまって(開ききっていない)、やわらかいものを摘むように一芯一葉、または一芯二葉で、指のはらを使い、摘んでいく。

 指のはらでぷちっと摘むときは、2枚目の葉から5ミリ下のところをぷちっと摘む。
 前回、「爪で摘んでしまうと、お茶が苦くなってしまう」と聞いていたので、前日にしっかり爪を切ってから茶摘みに臨んだ。
 意外とぷちっぷちっと簡単に摘めておもしろかった。
 茶摘みは、ネットの下で、近所の小学生や木野さんの親戚、茶摘み体験に来られている人、毎年楽しみにしている人、小学生からおじいちゃんおばあちゃんまでさまざまな年代の方、100人ほどが集まって行われた。
 駅からは、木野さんの茶畑までのバスがでているそうで、そのバスで来られる人もたくさんいた。
 私は電車で向かうと、一時間くらい早く着く電車じゃないと間に合わないので、その電車で向かっているのだが、早く着くため、のんびり歩いて木野さん宅まで向かう。
 バスの情報は、のんびり歩いていたときに、近所の人から教えていただいた。
 茶摘みのとき、その方にお会いしなかったが、この茶摘みは毎年イベントのようなものなのだなと感じた。
 茶摘みをしているときに、「この遮光ネットは紫外線をカットするのか」と疑問に思ったので、調べてみたところ、これといって明確に「遮光ネットは紫外線をカットする」と書いているものはなく、カットするもの(http://www.dionet.jp/products/farm/tea01.html)もあることがわかった。
 12日の茶摘みでは、120キロのお茶を摘むことができた。

 上の写真で40キロである。
 この3倍の量のお茶が摘めた。渡されたざるにいっぱいでだいたい100グラムくらい(製茶すると20グラムくらい)。
 「7時半くらいから17時まで100人ほどで摘んで120キロ」と考えると、手摘みは大変だなと感じた。
 でも、いろんな方とお話をしながらだったので、あっという間に時間が過ぎていき、楽しい茶摘みだった。
 来年も茶摘みに参加できたらいいなと思う。
(文責:永井)



 木野さんの茶畑で品評会の茶摘みをお手伝いさせて頂いた。
 雨は降らなかったが、風が冷たく、ネットの下での作業だったので、日があまり当たらないこともあり、大分肌寒く感じた。
 おじいちゃん達も、「毎年暑いのに今日は寒いね」と言っておられた。

 今回の摘み方は一芯一葉。
 出来るだけ柔らかくて色の薄い若い葉が良い。
 一葉が小さかったら二葉で摘んでも良いとのこと。
 手摘みで一葉というのは最高級のお茶らしく、一摘み一摘みにとても気を遣った。

 今回もご年配の方から中学生までの人たちが集まっていた。
 直掛けではなく、2メートル程の高さのネットの下で作業を行った。
 たるんで低くなっているところも多く、背の高い人は辛そうだった。
 午前と午後で一回ずつ休憩があったが、お話しながら茶摘みをしていると、気付いたら時間が経っているので、いつまででも摘んでいられそうだった。
 寒さや膝や腰の痛みはあるものの、あまり疲れを感じないなと思った。
 これは先週もそう感じた。

 お昼を頂いた後は午前とは違う茶畑に移動した。
 午後の休憩をとった時点で、「あと残り26キロ」ということだった。
 わたしにはそれがどの程度のものかわからなかったが、おばあちゃん達の反応は「まだ26キロもあるのね」という感じだったので、やはり多いのだと思った。
 「一葉だと終わらないから二葉で摘んでくれていいよ」とおっしゃるおばあちゃんもいた(笑)。

 午後の後半は、一つ目の茶畑の奥の方を摘んでほしいと言われたので、ゼミ生で移動した。
 既に摘まれているところが多く、葉を見つけるのに苦労した。
 16時頃に、「あと残り6キロで、今日中に摘めなかったら残りは機械で摘む」と聞いた。
 せっかくみなさんで朝から頑張ってきたのに、機械に頼るのはなんだか悔しいなと思い、最後まで摘み続けた。

 最終的には手摘みで目標まで到達できたようだったのでよかった。
 一日で120キロのお茶の葉を摘んだ。

◎感想
 先週の茶摘みに引き続き二度目だったので、多少慣れた部分もあったが、やはり緊張感はとれなかった。
 閉じ過ぎず開き過ぎず、柔らかい丁度良い一葉というのが難しく、少しでも良いものをと思うと、はじめはなかなか摘むことが出来ず、葉を選んでばかりだった。
 おじいちゃん達に詳しく葉を見せてもらいながら教えて頂くことで、先週は曖昧だったどこまでが一芯でどこからが一葉なのかなどもわかり、その後は順調に摘むことが出来た。
 先週の雨で自分の準備不足を反省し、出来るだけ考えた格好をしたつもりだったが、予想以上に寒かったので、あちらに着いてからでも調整できるような準備をしなくてはいけないと思った。
(文責:奥野)


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 南山城村で木野製茶園さんの茶畑の茶摘をお手伝いさせていただきました。

 今回は、茶葉を一針一葉で摘むように指示がありました。(前回は一針二葉)
 茶摘をしている年齢層は前回とあまり変わりませんでした。
 今回の茶摘では、40キロ×4の合計160キロ摘むとのことでした。
 40キロからとれるお茶は8キロぐらいだと教えてくれました。

 隣で作業を行っていたおじいさんたちが『雫』についてお話していました。
 内容は『雫を南山城村にも置いてくれないだろうか』ということでした。
 理由としては、『客人にお茶をお土産にしたいが、お土産にするようなお茶がなかなかない。そんなに高いのは持っていけないが、手軽に持っていけてパッケージも綺麗なものがほしい』とおっしゃっていました。
 お土産になるのなら他の地域の人にも「雫」を知ってもらえるので、地域活性化になるのでは、と思いました。
 今回茶摘みを行った茶畑では、直接シートをかぶせるのではなく、屋根のようにシートで覆う方法がとられていました。
(文責;中西)




 前回茶摘みを行った茶畑は、ネットなどの被せがしていない茶畑だったが、今回は、下の写真のように、地面から約2メートルの高さに黒のビニールのネットで遮光する「棚がけ被覆栽培」と呼ばれる方法が用いられた茶畑だった。

 また、5月6日に作業をした「直がけ」とは異なり、直接茶葉とネットが当たらないのでストレスがあまりかからないようだ。 

 5月6日の茶摘みの摘み方との違いは、「一芯ニ葉」ではなく、「一芯一葉」で摘むということ。
 「一芯一葉」で摘むことで、より柔らかい新芽を摘むことができるが、その分収穫量が減るので摘むために、時間がかかった。
 また、以前報告であったように、モーツァルトが流れていた。
 5時ごろ予定の量を収穫できたため茶摘みは終了した。

◎感想
 夕方近くになった時に、「残り5キロ」のアナウンスが入り、茶摘みをしている人が驚いていたのが印象的でした。
 おそらく、「もう予定の量には達しただろう」と思われたのでしょう。
 手間がかかっても最高品質のお茶を作るという木野さんのこだわりなのだろうと思いました。
 また、前回、自分たちが直がけをお手伝いした茶畑は機械による茶摘みをするそうです。
 毎週茶畑に行くことで茶畑の変化も感じることができると思うので、なるべく多くのメンバーが参加できればいいなと思います。
 また、そうすることは、茶農家さとの信頼関係を築いていく上でも大切なのではないでしょうか。
(文責:三宅)

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 12日の活動は、木野さんの茶畑で出品茶の茶摘みをした。
 私達も含め、100人以上の人が茶摘みをした。
 茶畑には2枚のネットがかけられていて、上85%、側面が75%の遮光率。
 遮光だけではなく、紫外線をもカットするため、ネット内は涼しかった。
玉露ではなく煎茶なのになぜ2枚ネットをかけるのかは、次回木野さんに聞いてくる)

 前回の茶摘みとはちがい、一芯一葉摘みで、一葉が小さい場合は二葉まで摘んでもよい。一葉摘みは、より集中した作業だった。

 年齢層も高く、大学生は私達しかいなかった。
 また、木野さんのお孫さんや友達もいて、龍大について興味を持ってくれて、学校のことについてお話した。

 目標のお茶の量を摘むのは大変だったが、最後には120キロを皆で摘むことができた。
 カゴいっぱいにお茶の葉を貯めているおばちゃんを見ると、毎年やってきて、お茶摘みを楽しんでいるのだなと感じた。
 茶摘みという貴重な体験を出来て楽しさを知り、また来年もゼミの皆で行きたいと思った。


◎感想
 2日連続で茶畑に行って、朝早く起きるのは大変だったが、作業することが楽しみでそのほうが大きかった。
 2日目、木野さんに「昨日もお疲れ様」と言っていただいて、だんだんと打ち解けてもらえているのがとても嬉しかった。
 これからの作業でも、私達をもっと信頼してもらえるように頑張っていきたい。
 また、疑問点などをその都度解決できるようにしたい。
(文責:宗)

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木野製茶園の出品茶の茶摘み。
120名ほど来ていた。
 木野製茶園の出品茶の茶畑は、本来、玉露にする被覆方法の寒冷紗棚掛けであり、直掛けよりも茶葉にかかる負担が少なくなる。

 そのためか黒く焼けている茶葉はなかった。
 この被覆方法も、木野さんのこだわりの一つなのだと思った。
 茶葉から上部のネットまではスペースがあり、その中に入って作業ができる。

 遮光されているので中の空気は寒かったが、日が照っている時、ネットとネットの隙間から手を出すと暖かかった。
 85%の遮光率の凄さを実感した。
 この日は「一芯二葉」ではなく、「一芯一葉」で摘むように言われ、「もし一葉が小さすぎて二葉がまだ開ききってない場合は一芯二葉で摘むと良い」と教えて頂いた。

 それだけ、品質にこだわっているのだと思い、「一芯一葉」で摘んだお茶はかなり贅沢で高級なのだろうと思った。

 木野さんのお孫さんも友達と来ており、友達とふざけあい賑やかにはしゃいでいた。
 それがまた、場の雰囲気を和ませていた。
 昼からは、木野さん宅のすぐ裏にある茶畑での茶摘みのため移動。

 そこではモーツァルトの曲が流されていた。

 効果があるかわからないが、少しテンポの速い曲、運動会で流れていそうな曲の時は競争しているような感覚、ゆったりとした曲の時は和やかな気持ちで摘むことが出来た。
 音楽に合わせて体が動いているようにも感じた。

◎感想
 茶畑での活動も5回目を向かえ、作業も少し慣れてきた。
 同じ作業であっても、回数を重ねることで上達していることを実感できるのが楽しい。
 これから作業を通してもっと色々な人と関わりを持ち続けたい。

(追記)
・覆い香について
 青海苔のような香りは、「ジメチルスルフィド」という成分が原因で、被覆栽培で育った茶葉の樹に蓄えられた「Sメチルメチオニンアミノ酸)」の温度分解により「ジメチルスルフィド」となる。
 また、ミズゴケやプランクトンが作り出す成分で、茶樹の下にはコケが生えていたのでこれも一因かもしれない。

 この「ジメチルスルフィド」という成分は、悪臭成分とされており、濃度が低いと青海苔のような香りと感じるが、濃度が高いと危険性の高い物質となるらしく、この疑問点はこれからも詳しく調べていきたい。

クロロフィルが増える理由
 被覆されることで、茶葉は十分な光を吸収できなくなるため、茶葉は表面積を拡大し普段よりもさらに多い量の葉緑素クロロフィル」を作り出し光合成を行おうとする。よって茶葉の色合いに深みが増す。

参考文献
・お茶の博物館 お茶の香りの科学
http://www.kaburagien.co.jp/museum/museum/science/science2.php
・化学物質等安全データシート
http://www.showa-chem.com/MSDS/04279132.pdf#search='ジメチルスルフィド 危険性'
・HOJO 朝比奈玉露
http://hojotea.com/item/g04.htm