茶畑活動日誌 (6月1日)

 6月1日(金)の作業を報告します。
 この日の作業は、碾茶用の茶畑のネットを巻きながらはがし、乗用型摘採機「ななこ」での摘採のお手伝い。

 ネット巻きは、三人体制で、一人がネットを真っ直ぐに保ち、二人が端から棒に巻きつけていくという、一見単純で簡単そうではあるが、協調性が問われる作業で、ネットを巻く二人の内どちらかが速かったり遅かったりしても綺麗に巻けずゆがんでしまう。
 相手のペースに合わせ、ネットが真っ直ぐ巻けているかにも気を配らなければならないので、思った以上に難しかった。
 素人の僕らでは、Nさんのようになかなか上手くはいかず、Nさんの凄さを改めて感じた。

 ネットをはがした後の茶葉は大きくなっており、きれいな濃い緑色をしていた。
 触ってみると、まるでレザーの様な滑らかな肌触りで、柔らかかった。
 しかし、ネットをはがして摘採せずにそのままにしておくと日光浴をし、すぐに色が薄くなってしまうらしく、摘採機の進み具合に合わせてネットを巻きとっていかなければならない。

 この乗用型摘採機は、左右で歯が分かれており、高さをそれぞれ微調節できるので、畝に沿って高さを変えられる。
 この微調整で、古葉の混入を防ぐことができる。
 機械で摘採する前に、茶葉ではない草等を取り除く細かな作業の繰り返しが大事だ。

 左は摘採後、右が摘採前。

 この日は天気がとても良く、煌々と照る太陽の下での休憩は、暑すぎて涼む日陰もあまりなく、暑さ対策の重要性、水分補給などが大切だとしみじみと感じた。
 ここの茶畑は奈良県
 奈良県で摘採されても加工が京都ならば「宇治茶」となるようだ。

 午後からは、さとうきびを敷き詰めた茶畑の雑草取りの作業を行った。
 5月19日の作業で雑草はとりきったと思っていたが、また雑草が群生しており、雑草の根強さを思い知った。

 新芽の数は思っていた以上に増えており、成長は早いのだと実感した。
 だが、何本か枯れて枝が白くなっているものもあり、木野さんに報告したところ、 「何千本とうえるからその一割ぐらいは枯れてしまう」
とのこと。
 枯れた茶樹の場所には新たに植えるとのこと。
 枯らさないようにする方法、または枯れる数を減らす方法は無いのか調べたい。

◎感想
 今回で8回目となるが、毎回新たな発見や、思うことがあり今では作業に行くのが楽しみになっている。
 また、毎回このようにレポートにまとめることで、新たな疑問が生じたり、疑問が解消出来、自分の知識が増えていることを実感できるので嬉しい。
 将来生かせるような経験をもっと身につけていきたいので、これからも色々学んでいきたい。
(文責:田辺)




☆活動8回目☆
 今回の活動は、木野製茶園から車で約20分のところにある、碾茶用の茶畑にて、ネット剥がしをした。
 ネット剥がしは初めてだったが、ネット掛けの逆の作業なので、すぐに身につけることができた。
 剥がしたネットを専用のネット巻き機で元の形に戻しながら作業を続けた。
 
 

 私達が剥がした後、「ごみ(茶葉ではない草)」を抜いて点検し、その後に機械で茶葉を刈り取る(一番茶)。
 刈り取る作業は、木野さんやお手伝いの方が摘採機の操縦をしていた。

 ネットを剥がした所と、日光を浴びた茶葉との色の違いを比べてみると、ネットを掛けていた所は深い緑色になっていて、ネットの効果を実感した。
 しかし、ネットを掛けて深い緑色を保っているので、長時間そのままにしておくと色が薄く変色してしまう。
 だから、ネットを剥がしたらすぐに刈るといった作業を皆で協力して行わなければならない。

 今回の茶畑の一筋を刈ると、約1.5メートル四方の袋の10袋に値する。
 1袋は約10キロ、13筋あるので130袋、全体で1トン。
 製茶すると200キロまで減ってしまうそうだ。

 ネット掛け・剥がしの時に、茶の樹から白い虫がたくさん飛んでいた。
 木野さんに聞くと、「ミカントゲコナジラミ(チャトゲコナジラミ)」という茶の樹につく虫だそうだ。
 「葉の吸汁加害、排泄物によるすす病併発が見られる。本種は外来種で、古くから柑橘類の害虫として知られていた。しかし、国内においてチャへの寄生が、2004年に京都府で、2006年に滋賀県奈良県三重県で確認されており、問題になっている。チャを加害するミカントゲコナジラミは、柑橘類を加害するものとは寄主植物や配偶行動等が異なり、遺伝的にも区別できることから、ミカントゲコナジラミ(チャ系統) とよぶ。2011年、チャに寄生するものは、別種のチャトゲコナジラミとされた」。(天敵Wikiを参照)

 木野さんの茶畑でも、農薬をまくなどの対策をしているが、なかなか効果が出ないそうだ。



 茶葉を刈った時に枯葉が一緒に入ってしまった場合は、製茶する工程で排除されるそうだ。
 枯れ葉なので、蒸機に入れた時、温度に耐えきれず、蚊帳状の機械に入れた時に外部に弾き飛ばされる。
 そして、乾燥をくり返すことで無駄な物を排除することができる。


 昼休憩の後、前回見ることが出来なかった碾茶工場の奥を見せてもらった。
 乾燥をして、機械で葉と茎に分けられる。

 分けられた葉をさらに乾燥させて完成。



 どのようにして葉と茎に分けられるかは次回また詳しく聞く。

 午後からは、5月19日にサトウキビ圧縮ブロックを広げる作業をした茶畑で雑草抜きをした。
 19日もたくさん雑草を抜いたが、1、2週間たつと雑草はまた生えてきて、大きく育っていた。

 一人一筋を担当し雑草を抜いたが、夏のような日差しにへこたれそうになりながら、皆で一生懸命雑草を抜いた。
 全ての範囲を抜くことができなかったが、綺麗にすることができた。
 根気のいる作業の積み重ねが大切なのだと実感した。
 茶の樹がおおきくなるまで雑草との戦いは続くと思うが、頑張っていきたい。

◎感想
 朝から気温が高く、作業時もたくさん汗をかいた。
 日ごろ経験しない暑さなので、水分補給は大切だなと感じた。
 木野さんも、「梅雨の変な暑さは気をつけなければならない」と言っていたので、茶畑に行くメンバー皆に共有しなければならないと思った。
 また、ネット剥がしから帰って来る時に、中国からお手伝いににこられている方のお話を聞いた。
 日本に来て10年。
 日本語もとてもお上手で、今は茶農家さんのお手伝いをしているそうだ。
 今日は、いつもお手伝いしている茶農家が休みのため、木野さんの茶畑でお手伝いしている。
 車の免許も日本で取って、仕事に生かしている。
 「今年就職活動だね!何をするの?」と聞かれ、答えられなかった自分がいた。
 異国に来ても頑張っている方を見れて、自分も何かを見つけようと思った。
(文責:宗)




 今回は、私も含めて女性2名、男性4名で木野製茶園を訪れた。
 朝から太陽が照っていて、非常に暑かった。
 この日の作業は、茶畑にかけていた遮光ネットを外していき、ネットを外した茶畑の筋から機械で茶葉を刈り取って行く作業を行った。

 まず、ネットに取りつけた洗濯バサミが茶樹の枝に取り付けてあるので、それを腰をかがめて取り外していくのだが、この時に茶樹の間から白く小さい虫が大量に飛んで体中にまとわりついてきて、鼻や口の中に入ってこようとするので、非常に不快だった。
 この白く小さい虫が何か木野さんにお聞きすると、「ミカントゲコナジラミ」だと教えて下さった。
 外来種だそうで、
「昔はいなかったのに、最近はどこの茶畑にもいて困る。農薬を使ってもあまり効果がない」
と木野さんは悩んでおられるようだった。
 ネットでこの虫を調べてみると、京都府茶業研究所のページに詳しく説明されていた。
 ミカントゲコナジラミは近年では茶畑にいるものはミカントゲコナジラミとは遺伝子が異なるので名前が変わり、「チャトゲコナジラミ」という名称になっている。
 滋賀や奈良でも被害報告が出ている害虫で、最近の茶農家を悩ませる原因だそうだ。
引用URL:http://www.pref.kyoto.jp/chaken/seika_togekona.html


 洗濯バサミを外した遮光ネットは、機械が刈り取る直前に外して、くるくると丸めていき、道路の脇に集めていく。
 機械が刈り取る直前まで遮光ネットを外さないのは、遮光ネットを外して茶葉に光が当たると光合成が起こり、どんどん茶葉の色が薄くなっていくからだそうだ。
 機械は1人で運転し、機械の後ろに2人ついていってサポートをする。



 1筋通るとだいたい10袋くらいの茶葉が刈り取られていく。
 1袋は約10kgあり、今回の刈り取り作業では13筋刈り取ったので、130袋、約1tもの茶葉が刈り取られたそうだ。
 しかし、1tもの茶葉を刈り取っても、製茶すると200kgになるらしい。

 男性陣は茶畑で昼食を取り、女性陣は木野製茶園に戻って昼食を取ることになった。
 休憩中、木野さんが碾茶工場にいらっしゃったので見学させていただいた。
 工場の中はかなり暑く、むわっとした熱気が立ち込めており、入った瞬間に汗がでてきた。

 工場の奥に入ると、葉と茎、葉脈が分かれて袋に入っていくようになっている機械があり、「風の力を利用している」と奥様がおっしゃっていた。

 分かれた葉と茎、葉脈は袋に15kgずつ詰められていき、出荷されるらしい。

 午後からは茶畑の草むしりを行った。
 大量に生えている雑草は抜いても抜いても終わりが見えず、みんな汗だくになりながらひたすら抜いていった。
 まだ6月が始まったばかりなのにとても暑かったので、これからの茶畑作業は熱中症に気を付けて行わなければならないと感じた。
(文責;花岡)
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 この日の作業は、午前に奈良県の茶畑でネットの巻きとり、午後には龍谷の茶畑の隣にある茶畑で雑草抜きを行った。

 午前の作業は、私達がネットを撒きとった後、すぐに機械で摘採するというものだった。
 そのようにしなければ、遮光した意味がなくなってしまうからだ。
 ここで摘採された茶も京都で製造されるので、「大和茶」ではなく「宇治茶」になる。

 午後の作業の雑草抜きは、土壌改良材が撒かれているので、雑草の量は少ないのだが、茶畑が広いので、6人がかりでも作業が終わらなかった。

◎感想
 6月に入ったこともあり、蒸し暑く、体力の消費も今までに比べ早く感じた。
 倒れてしまっては元もこもないので、体調管理には気をつけたい。
(文責:寺本)
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6月入って最初の活動。
5回目の今回は、日照りが朝から厳しく、気温も25度を超えていました。
 梅雨の時期に入る前の妙な蒸し暑さが月ヶ瀬口駅を降りた時に感じました。

 今日は奈良県にある碾茶の畑のネットを巻きとり、茶の葉を機械で刈るという作業を行いました。

 まずはじめに、ネットが飛ばないように茶の樹の枝に挟んだ洗濯バサミを一列分全て外します。
 そして、ネットの巻きとりと「ゴミ」(茶の樹から顔を出しているツル)を取り除きます。
 その後、すぐに機械で刈り取ります。

 ななこ。一台○○○万円!

 ツルが残ったまま茶の葉を刈るとツルを一緒に刈ってしまう事になり、そのままの状態で加工すると製品が青臭くなってしまうそうだ。
 なぜネットを取ってすぐに刈り取らなければならないのかというと、日光に茶の葉が当たると再び光合成を始めてしまい、葉の色が戻ってしまいネットを被せた意味が無くなるためだそうです。
 触ってみると被覆された葉は柔らかい感覚でした。
 葉を一口食べてみたが残念ながら無味でした。
 根気よく噛んでも無味でした。

 お昼からは、龍大の茶畑の隣にある、まだ小さい苗の茶畑で草刈り作業です。
 作業中、日差しが強くジッとした空気が汗を滴らせました。
 サトウキビを撒いても雑草が生えており、しっかり根を張ってました。
 養分があるのだろうか、お茶の木の周りを中心に雑草が生えてました。
 作業に何回か来て活動をさせてもらっていると、木野さんが最初に
「コツコツ物事ができるタイプの子が茶業に適している」
と言ってた通りだなと思いました。
 お茶の気持ちになって、もっとお茶に関して学んでいこうと思いました。
(文責:岡嶋)




 当日は、女性2名男性4名の計6名のゼミ生で木野さんのもとを訪れた。
 今回は、茶畑のネット剥がし(三人一組での巻き取り)と、ネットを剥がした部分の刈り取りを行った。
 ネットを剥がした部分は光合成が進まないように早く摘まなければならない。

 木野さんの乗った茶刈機。
 刈り取られたお茶は、セットされた白い袋の中へと吸い込まれる。

 刈り取られた部分と刈り取る直前の部分の境目。
◎感想
 今回は初めてのネット剥がしを行ったが、ネット掛け同様に大変な作業であった。 これまでネット掛け、茶摘み、ネット剥がしと様々な作業を行ってきたが、今後はより様々な作業に携わっていきたい。
 また、これからは炎天下での作業となることが予想されるため、しっかりと準備をして行いたい。
(文責:有光)