茶畑活動日誌 (6月9日)

 6月9日(土)、3回生ゼミメンバー5名(男性:3名 女性:2名)で木野製茶園にて茶畑作業に参加させていただいた。
 前日からの降雨もあり、当日の作業は中止になる可能性もあり天気を心配しつつも、私たちは現場へ向かった。
 行きの道中、ダイヤの乱れにより大幅な遅れをとったが、昼前には月ヶ瀬口駅へ到着した。
 予定よりも大幅に遅れたにもかかわらず、木野さんはいつものように駅前で待ってくださっていた。
 毎回の事ながら、改めて木野さんの優しさに感謝です。
 木野製茶園さんに到着した際も小雨が降りしきっており、この時点では作業をすることはできないとのことであったので、休憩室にてお茶を頂き、待機を余儀なくされた。



 あまりにも待機時間が長かったので、碾茶工場内見学をさせていただくことに。
 茶葉を乾燥させ細かくし葉と茎(ほね)の2つに分ける。
 工場では基本2人体制で動かせている。
 コンテナの葉を入れてから、全行程が終わるまでに約40〜45分の時間を要するようだ。
 工場内はとても蒸し暑く、この状況での作業の大変さは多大なものであることが身をもって感じることができた。

 工場見学を終え外へ出ると、雨も止みも、光が射していたため、木野さんから茶畑へ行く合図がなされた。


 以下、今回の茶畑活動内容および感想です。
 今回の活動内容の大まかな流れは、覆い被さっているネットの巻き取り作業、茶樹に絡まった弦の刈り取り作業、摘採機「ななこ」の補助役、送風機での滴ひきです。 私自身は以前にも、ネットの巻き取り作業や、弦の刈り取り作業を経験していたのでスムーズにこなすことができた。
 しかし、摘採機の補助や、送風機の使用は初めての経験で、わからないことだらけではあったが、木野さんや西口さんの丁寧な教えもあり、徐々に慣れていった。
 摘採機の補助役として、交換用の袋を持ち、袋が茶葉で一杯になると交換するのを左右2人ペアで行った。
 この作業を行うにあたり、袋の取り付け方などいくつかの注意点を教わった。
 ゴム紐が入っている袋口の部分を機械にかけるだけという容易な方法ではあったが、この際機械に手を巻き込まれないように注意することや、機械の真後ろはとても危険であるので一定の距離を置くことなど。どれも当たり前といえば当たり前のことではあったが、とても重要なことである。
 さらに、私は、送風機による雨の滴ひき作業をさせて頂いた。
 前日からの降雨で茶葉は滴がたまっていた。
 これを弾き飛ばしてからではないと摘採ができない。
 木野さんには、
「君は体がごっついし手首も強そうだから任せる」
と言われた。
 こんなところで自分の長所を活かせるとは嬉しかった…。
 送風機の機械の様相はチェーンソーのようなもので、軽く15キロはあっただろうかと思う。
 振動がものすごく激しいため、慣れるまで時間はかかったが、コツをつかめば作業を効率良く行うことができる。
 今回の作業は、雨の影響もあり、作業時間としてはそんなに長くはなかったが、私個人としては色々な作業に積極的に携わることができたと思う。
 印象に残った木野さんの言葉があります。それは、
「お茶をつくる作業はやればやるほど成果がでる」
ということです。
 これから先、私自身もこの言葉の意味を理解し感じ取れるぐらいの勢いで茶畑作業に取り組んでいきたいです。

追記:
 送風機を使用する際は、全身の筋肉を使用します。
 なので、無理をしないことを覚えるのも必要です。
 私自身、土日の両日、肘と手首を自由に曲げられなかったのは内緒の話です…。
(文責:田端)
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 6月9日(土)、南山城村での茶畑作業報告です。

 昨日からの雨が止まず、人身事故で電車が遅れたことで、予定どおりに月ヶ瀬口駅に着くことができなかった。
 10時頃に着いたが、南山城村でも雨が降っていて、結局、午後1時頃までは作業することができなかった。

 作業ができない時間に、碾茶工場を見せてもらうことができた。
 茶葉を乾燥させ、細かくして葉とほね(茎)にわける。


 基本的に2人体制で行っている。
 葉が詰まったときや電話がかかってくることもあるためだ。
 ひと通りの過程が終わるまでの時間は、だいたい40分〜45分。

 ここはとても暑く、茶のいい香りがした。

 この機械で、葉とほねが分かれて袋に入れられる。

 このほねは、ペットボトルのお茶になるそう。

 雨が止んでからは茶畑に向かい、まず、ネットを留めてあるピンを取り、ネットを巻く作業をした。
 ネットを巻く作業は初めてで、今までのみんなの報告書に書いてあるものを読んで、「難しそうだ」と思っていたが、本当に大変だった。

 そのあとに、木野さんが乗用型摘採機「ななこ」で摘採をしていった。
 ファンの柱が邪魔で、「ななこ」では摘採できない部分は手で摘んだ。
 品評会用の茶摘みをしたときの一芯二葉のように一つ一つ摘んでいくのではなく、
「豪快にむしり取る感じでいい」
と教えられ、摘み方ひとつでもいろいろあるのだと思った。
 手が少し痛くなるほどだった。


◎感想
 暑く日が照っている日は大変だと思いますが、今回のような雨上がりの日も葉やネットが濡れていたり、少し地面がぬかるんでいたりして大変だなと感じました。
 私は今回、「ななこ」には関わっていなかったのですが、袋の取り付けや操縦も少しやってみたいと思いました。
 「お茶をつくる作業はやればやるほど成果が出る」
と木野さんが言っておられたので、私ももっと手伝いをして成果が出せたらいいなと思いました。
(文責:松本)



 今回の主な作業内容は、①茶畑に掛かっているネットをはずす、②葉の滴を落とす、③葉を刈り取る摘採機に袋を取り付ける。という作業を行いました。

 まず、茶畑に掛かっているネットを取り外すという作業ですが、これはとても簡単な作業なので、いかに速くキレイにネットを外すかということを意識して作業を行いました。
 このネットについてですが、どのくらいの期間このネットを被せておくのかということを木野さんに質問したところ、
 「基本的には20日間ぐらい被せておくが、気温による葉の成長の頃合いをみて期間を延ばしたり減らしたりする」
 そうです。
 例えば、気温が暖かくて葉の成長が早い場合は、20日間よりもはやくネットを取るということです。

 次に、葉についている滴を風で落とすという作業ですが、上の写真の送風機を使って作業を行いました。
 私は、左側の少し小さめのものを使って作業を行いました。
 右側の大きな送風機は肩にかけることができるタイプのものなのであまり疲れませんが、私たちの使った小さめの送風機は、腕の力で持つだけなので疲労感が大きいです。
 これを持って、木野さんの後を追うように葉の滴を風で吹き飛ばしていきました。 コツは、茶葉をも吹き飛ばすぐらいの風を当てるのが良いそうです。
 この作業は思っていたよりも腕に疲労がたまって、作業後は少し腕が上がらなくなったことに私は驚きました。
 しかし、この作業をすることの意味を考えると、少し腕の疲労が和らいだような気がしました。
 最後に、摘採機「ななこ」を使っての作業ですが、私たちは、刈り取った葉を入れる袋を「ななこ」に装着するという作業を行いました。
 これには、実際にやらないと分からないコツがいるので、最初のほうは袋を装着するのに時間がかかりましたが、慣れてくるとパパッとできるようになりました。
 木野さんにも
「早くなったな」
と褒められてうれしかったです。 

◎感想
 今回は午前中が雨で作業をする時間は短かったのですが、作業をすることの楽しさを味わうことができたので、意識面において今後の活動にも繋がりそうです。
 「コツ」を見出すことも作業においては大切なことだということを学びました。
 なぜなら、コツを見つけることによって作業が効率よく進むだけでなく、これが作業をすることの楽しさに繋がるからです。
 作業には一つ一つに意味があるので、今後はそれを意識しながら作業を行いたいです。
 そうすれば、さらに茶への深い親しみが生まれると感じました。
(文責:藪井)
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 6月9日、ゼミ生5名で木野製茶園を訪れました。
 天王寺駅で事故があったため、その日は電車が遅れていて、加茂駅で一時間電車を待ちました。
 10時過ぎにやっと月ヶ瀬口駅に着くと、木野さんが、
「待たされて大変やったやろう。来てくれてありがとう」
と車で迎えに来てくださいました。
 木野さんのお宅に到着すると、霧のような細かい雨がサーッと振っていたため、室内で、出していただいたお茶とお菓子を食べながら待機していました。

 雨が止むまで待っている間、工場を見学させていただきました。
 茶葉を蒸す機械、揉む機械、乾燥させる機械、葉と芯の部分を分ける機械がありました。
 茶葉を蒸す機械の熱気で、室内はとても蒸し暑かったです。
 仕事内容は、15分に1回くらいのペースで機械がきちんと作動しているか見回りに行き、製茶された茶葉が15.5kg袋に詰められると袋をしばって保管するそうです。
 普段2人体制で機械を稼動させているので、片方が電話や所要で出かけても大丈夫なのだと伺いました。

 
 午後1時頃から雨が止んできたので、茶畑に移動しました。
 到着し、初めに、茶を日光から遮断するためにかけていたネットと茶の幹を固定しているクリップをはずしました。
 前日に雨が降っていたため、クリップを外そうとしゃがむと、たくさんのぼうふらが顔を覆いました。

 次に、ネットを棒に巻きつけて回収する作業を3人で行いました。
 1人は巻き取る棒についたハンドルを回し、1人はもう片方から調整しながら巻き、1人は5、6m先でネットをひっぱって伸ばしました。
 隣の畑では、年配の女性が一人で手早く巻き取っていたのでとても驚きました。

 次に、機械で刈り取ることができなかった部分の茶葉を摘みました。
 深いところまで摘もうとすると、枝が硬くて、摘むことができませんでした。
 機械で刈り取ったところと手で摘んだところの段差を比べると20cmくらい差がありました。
 これだけ広い茶畑で人の手だけで茶葉を摘むと大変な時間がかかりそうだと感じました。

 次に茶葉を刈り取る機械に袋をつける作業をしました。
 袋の口部分にあるゴムを伸ばして機械にひっかけていくのですが、硬くて取り付けるのに時間がかかりました。
 袋の中に刈り取った茶葉が十分に入ると、機械からはずして袋の口をしばります。
 とても力が必要な作業だったので、女の私は手伝ってもらってばかりで、ほとんど役に立てませんでした。

 木野さんは茶農家をする前の10年間、民間企業に勤めていたそうです。
「会社員をしていらした時と比べて、どちらが大変でしたか?」
と伺うと、
「茶農家をする方がそりゃあ大変だけれど、やりがいがある。茶葉ができたときの喜びを知ってしまうと辞められないよ」
とおっしゃっていました。
 農業のやりがいや魅力について、もっと深く学んでいきたいです。
(文責:坂井)
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 この日の数日前から近畿地方は梅雨入りをして、前日から雨が続いていた。
 6時頃は雨が止んでいたのと、昼過ぎから天候は回復に向かうということで、予定通り木野製茶園に向かった。

 午前中は天候が悪かったため、工場を見学させていただいた。

 この工場で扱っていたのは碾茶だった。
 基本的には二人体制。
 茶葉が詰まらないか点検するのはもちろん、電話や訪問者対応も仕事だそうだ。
 以前見せていただいた工場との違いは、乾燥を、揉みながらではなく、温風で吹き上げながら乾かすということ。

 乾かすと、揉むのではなく、カッターで切り刻まれて、茶葉の葉と「ほね」と言われる茎の部分とに仕分けされる。

 上の写真がそのほねが流れている写真。
 葉とほねそれぞれ15.5kgずつ袋詰されて出荷。
 葉は抹茶になり、ほねはペットボトルのお茶になるそうだ。
 この工場には、自前の工場のない他の茶農家さんの茶葉も加工していた。

 午後からは奇跡的に天気が回復してきたため、碾茶の機械摘みを行った。
 ここの碾茶は20日ほど直掛けされていたそうだ。
 ネットは外すタイミングは、茶の成長具合で判断する。
 茶畑の場所は奈良県に入ったすぐの場所だった。
 まず黒い直掛けしていたネットを外す。

 午前中の雨の影響で茶葉に雨露がついていたので、送風機で露を飛ばす。
 そのあと、うねに生える雑草を取り除いてから、乗用型摘採機「ななこ」で摘む。

 中を確認するために、網目を上に向けて袋を取り付けて行う。
 うね一列で約6袋分の茶葉がとれる。

◎感想
 天候がよくなかったが、その分気温が下がり、助かりました。
 しかし、雨のせいで地面がぬかるんでいたり、茶用の雨露を飛ばす作業が必要になったりと、マイナスの面もありました。
 木野さんは、
「天候のことは仕方がない。どうしようもできないからな」とおっしゃっていた。
 これから更に蒸し暑くなると思いうので、無理しないように気をつけたいと思います。
(文責:三宅)