陸前高田のまつぼっくりちゃん

 2回生のゼミで、「ありがとう りくぜんたかた」]の活動を取り上げ、「まつぼっくりちゃん」のアニメーションの感想を出し合いました。


○森川
 まつぼっくりちゃんがどんどん笑顔になって、ぼろぼろだった町も緑がいっぱいになって大内さんのあきらめない力強さを感じました。


○藤本
 まず可愛いと思いました。ゆるキャラが注目されている現在、目を引くと思います。また、アニメーションで松の木を植えることで、復興への願いを感じることもできました。後半から笑顔になるまつぼっくりちゃんには、被災に負けず前を向いていこう!と、被災地の方々への応援もあると思いました。


○永山
 大内さんのように、常にSNSYouTube被災地からのメッセージを発し続けていることに、すごい人だなと思います。被災地ではいつもの日常を取り戻すことでもたくさんの時間が必要な中で、リアルタイムの情報を伝えてくれている。私は、FacebookTwitterを使っているが、見ているばかりで、自分からほとんどメッセージを発信していない。簡単にすごく便利にメッセージを伝えることができる時代なのだから、自分も積極的に使っていきたい。なんか使わないと損している気がする。利用することで、何か新しいつながりや発見があるかもしれない。大内さんのブログからは学ぶことが多い。


○亀井
 音楽とアニメーションが非常にかみ合っているとまず感じました。アニメーションにすることで、震災の恐ろしさが和らいでいて(それが良いのか悪いのかは別ですが)引き込まれやすい印象を受けました。『ありがとう』という言葉を強調している背景には、深い悲しみを支えようとする大きなたくさんの支えがあったのかと思いました。
 なぜキャラクターが松ぼっくりをモチーフにされているのかとも思いました。松ぼっくりの産地だからとかなのですかね?そこは少々疑問なところです。


○今久保
 まつぼっくりちゃんのアニメをみて、たった1分30秒のアニメーションでしたが、まつぼっくりちゃんのこぶしや、太陽に向かって歩く姿に決意や前向きに活動しようという思いがつまっているなと思いました。
 陸前高田の松原のたった1本残った松から希望をもらって少しずつ復興して、元の姿に戻って行く最後のシーンは、木はゆっくり成長していくのもなので、“気長に復興していこう”という思いを感じました。
 また、津波にあったけれど、映像の中に海が入っていたのも印象的でした。


○中野
 初め、何も無いところで空を見上げるシーンが少し寂しいですが、星をむすんで笑顔ができ、まつぼっくりちゃんも笑顔になるところが良いなと思いました。拳を胸にあてるシーンが決意を表しているのが感じられ、復興の合図のようで、その後、松の木がどんどん成長していく様子がとても感動しました。
 ラストシーンのように成長した松の木がたくさんあるような景色がもし実現するときは、たしかに小さな一歩が大きなチカラになったときなんだなと思いました。


○大村
 BGMとアニメーションだけという、一見なにか想いを伝えるには不十分そうなもので、こんなに心を揺さぶられるものかと感動した。また、まつぼっくりちゃんというキャラクターを生み出したことで、被災地の人も、自分の境遇と重ねて、アニメーションの最後のような、松がもとどおりになるようにがんばろうという勇気を与えていると思う。


○坂本
 まつぼっくりちゃんが浜辺で一人で空をみている時、星が笑った顔になるシーンをみて、一人じゃないということを感じました。私たちが復興を願うように、みんなも願っているんだな、と思いました。胸に手を当てて一本松を眺めるまつぼっくりちゃんは、復興のために頑張ろうという強い志が見えてきました。そして、また、浜辺にたくさんの松の木が並ぶことを願っているようにも感じました。
 このアニメーションを見て、津波の被害を受けた人々は頑張っているんだなと感じました。
 そして、私も、復興を願うと共に、何か行動に移そうと強く思いました。


○木村
 アニメの中の、周りの暗かった雰囲気が後ろからだんだん明るくなっていくところが、先生に見せていただいた津波映像の最後の方にあった朝日が昇る映像とリンクして見えた。一瞬にして普段と違う街になった被災地にも、朝日はいつも通り昇り、当たり前だけれど次の日はくるんだと感じた。
 アニメの中の流れ星には、陸前高田に住む人達の希望や願いがこめられていて、それが叶えば、まつぼっくりちゃんのように、自然と笑顔もでてくるのではないかと思った。


○小林
 まつぼっくりちゃんのアニメーションは、単純で簡単なものだとは思いますが、音楽・映像・演出すべてを見てみると、考えられて創られていると感心しました。とてもメッセージ性を強く出し、「ありがとうをチカラに」が明確に伝わってくるものだと感じました。
 一本松が陸前高田のひとの心の支えになっているものなのだということもよくわかる内容であったようにも思いました。
 この震災の出来事を風化させないためにも、人の心に届く何かを創ることの重要性を改めて考えさせられました。


○平井
 復興には時間がかかるかもしれないが、被災者の方々は前を向いて確実に進んでいると感じ、私自身も前を向いて強く生きていかなければならない、と思いました。
 また、「ありがとう」がチカラになるのなら、私たちにも何か役にたてることがあるのではないか、と改めて再確認できました。
 1分30秒という短い映像にもかかわらず、希望を与えてくれる、こころ温まる映像だと思いました。


○冨田
 最初のシーンで松ぼっくりちゃんが流されてしまった松の木に座っているシーンを見て、とても悲しくなりました。
 最後のシーンのようにたくさんの松の木で陸前高田が再び埋め尽くされたらいいなと思います。
 一本松だけを保存するために一億円以上使おうとしたり、切るか切らないか討論している人たちはおかしいと思います。津波に負けずに残ったのはすごいけれど、もっと時間もお金も優先して使うところがあるはずです。
 大内さんのブログを見て、以前のようにコミュニティを取り戻したいという気持ちがひしひしと伝わってきました。
 京都府の抹茶が使われていてとても嬉しかったです。
 

○桑木野
 アニメを見て、とても暖かい気持ちになりました。
 約7万本の松原の中、たった1本だけ流されなかった「奇跡の一本松」。力強く生き残った松の木に、陸前高田の人に限らず励まされた人は多いと思います。
 まつぼっくりちゃんは、「松ぼっくりからの希望の芽」と「陸前高田市の希望の芽」である未来を担う子供たちが重なってできたそうです。
 アニメの中で、まつぼっくりちゃんが悲しい顔から笑顔になるシーンがあります。このアニメのように、陸前高田の子供たちが笑顔で元気に成長していくとともに、陸前高田の松の木も元気に成長し、元の7万本の松原に戻る日が、完全なる陸前高田市の復興ではないかと、私は思いました。


○藤原
 最初は星いっぱいの夜から始まり、笑顔になるまつぼっくりちゃんになんだか安心した。残ったたったひとつの松の木を見上げ、何かを決心したようなまつぼっくりちゃんの背景に眩しく出てくる日の出は、希望に感じた。
 小さく握りしめられた拳には"負けない!"という気持ちが込められているようで、ちっさな体のまつぼっくりちゃんが大きく見えた。
 陸前高田の象徴でもある松の新芽が生えてきて、だんだん松の木で緑いっぱいになる様子は仲間や家族が増えていき、復興を表しているように思えた。
 「ありがとう りくぜんたかた」。私たちからの「ありがとう」も被災地に伝えたいと思った。


○藤塚
 純粋なる復興への想いを感じた。こつこつやっていくことでアニメの最後には森林が生い茂る状態になった。いつか本当にそのような日がくるといいなと感じた。
 そして、まつぼっくりちゃんをお茶のパッケージにして売るという、復興のかたちがとてもいいと思う。まさにモノをつくらない商品開発であり、大内さんならではの復興のカタチだと思う。大内さんとコラボレーションしてみたい気持ちもできたし、自分がもっている特技を活かした復興もあると知り、復興のために何ができるかの視野が広がったように感じた。


○松本
 アニメーションを見て「ありがとう」の意味やゼミの活動内容を照らし合わせて考えました。7万本の松は流されてしまいましたが、陸前高田の人たちの心の中には根強く印象づいているはずです。
 できることなら時間をかけてでも元に戻ってほしいと思っているのではないか。その思い出復元のためのきっかけだけでも作れないものだろうか。たとえば、松の植林など、被災者の方々の思い出に沿って活動することができたらなと思いました。
 そういう意味では、富士フイルムの思い出の写真復元や資生堂の椿の植樹活動は素晴らしいと思います。
 「ありがとう」という言葉について。被災してから今まで、陸前高田の人たちは感謝することが多かったのではないかと思います。
 「ありがとう」は、なんとなくでも言われるとうれしい言葉です。
 「ありがとう」と僕たちが言う機会があってもよいのではないか。被災地の方々の思い出や伝統とつながりのある何かを僕たちが教わりに行く。石巻市雄勝では硯の作り方、陸前高田では気仙茶のお話など。それが僕たちの勉強になり、「ありがとう」と言う機会にもなるのではないかと思います。