陸前高田合宿 (3) 仮設住宅で「和み喫茶」 1

 2月8日(金)、合宿1日目の続編です。

 小谷園さんを後にし、気仙町 福伏で漁業班を降ろした後、スーパーマイヤ滝の里店でチョコづくりに必要な食材等を調達。
 (漁業班の活動については、後日報告します)。


 すぐに、高田一中の仮設団地に向かいます。


 11時前に到着。バスから降ろした荷物を持って、仮設住宅のある高台に上ります。

 坂の途中から見た陸前高田の市街地。雪が下から舞い上がってきます。

瓦礫は仮置場に移され、公共施設は解体され、本当に何もなくなってしまった更地の市街地 陸前高田市
そんなふうに見えました。



 仮設住宅の人気者・クッキーです!
 「待ってた ワン!」
 (実際には、ほとんど吠えません)


 仮設住宅の集会場に到着。
 自治会長さんに宅急便で送った「和み喫茶」のチラシが掲示板に貼られていました。ありがとうございました。 
 他方で、高齢者の交通事故死が発生していることを知り、悲しい気持ちになりました。



 集会場の入り口の行事予定表。
 今月22日と24日に神戸大学のボランティアチームがここに来て、足湯や朝カフェ、手芸などをすることがわかりました。
 頑張ってくださいね! (コーヒーメーカーは置いていきますので!)


 自治会長さんと区長さんにご挨拶。
 集会場の鍵を開けていただき、荷物を置き、会場設営を開始します。

 坂の下にある仮設商店街の木村屋さん、いわ井さんにご挨拶に行きます。


 すべるから 気ぃつけ〜よ〜

 仮設店舗に到着

 木村屋さんと井わいさんとはお隣さん同士でした!



 木村屋さんからチョコレート、生クリーム、「夢の樹バウム」を、いわ井さんからコーヒー豆を受け取ります。
 どちらのお店も、ご主人はとてもお忙しそうでした。
いいことですね!


 ポスター貼り。

 椅子や机のレイアウト変更

 持ち込んだ大量の用品を確認し、置き場所を決めます。

 台所は狭いので、湯沸しポット、急須・湯呑、コーヒーメーカーなどの効率的な配置が大切です。


 外回り班は、チラシをもって一軒一軒まわります。


 とくに、一人暮らしのお年寄りを入念に。

 イオンの移動販売車で買い物をしている方にチラシ配布。
 向こうでは、中学生に声をかけています。
 「今日は、1時半から、ここで、もちつき大会があるんですけど...」との情報。
 にわかに不安がよぎりましたが、めげずに逆境をプラスに転化するのが伊達ゼミ精神です。
 そういえば、昨年9月のお茶っこサロンの時も、高田一中の授業参観日でした。


 「あとで顔をだします」との約束をとりつけました!

 

 「生チョコづくり やらへん?」
「生チョコより、バレーボールやりたいっ!」

 子供たちに来てもらうのは、とても時間がかかります(笑)。


 生チョコづくりの下ごしらえ。
 湯せんで溶けやすくするために、包丁で細かくきざんでおきます。

 生チョコの準備。

 ココアパウダーをふりかけると、とても美味しそうです。



 午後1時、「和み喫茶」一日目 いよいよ開店です。

 たくさんの方がお越しくださいました!
 ちょこっと早いバレンタイン特別企画「仮設住宅で簡単にできる生チョコづくり」。子供達からお年寄りまで、幅広い年代の方々に好評でした。
 この企画には、
仮設住宅の方々が、『友チョコ』でも『義理チョコ』でも、普段は気恥ずかしくて言えない『ありがとう』のメッセージを添えて、手作りチョコを贈りあうような、和やかな間柄になってほしい」
「そんなゆとりのある日常生活をとり戻してほしい」
という私たちのささやかな願いが込められています。


 本日、一番に来てくださったおばあちゃんは、
「孫が来たいと言っていたんだけど、学校があって行けないので、代わりに来ました。作り方を覚えて、帰ってから孫に教えます」
とおしゃっていました。
 この言葉を聞いて、私達みんな、「今日一日がんばろう!」と思いました。



 親子連れで参加してくださった方もいらっしゃいました。


 男性の参加者も!




 京都から持ち込んだコーヒーメーカー(パナソニック製)です!
 2台持ってきました。
 集会場に置いて帰りましたので、皆さん、どんどん使ってくださいね!


 見よ、この華麗なる急須さばきを!
 お茶淹れならまかせてください!
 宇治でばっちり習ってきました。

 喫茶コーナーのテーブル。
 コーヒーのニーズも意外に多かったです。
 普段は仮設でインスタントを飲まれているせいでしょうか。
 「でも、薬も飲んでるし、あんまり飲むと眠れなくなるから、薄いのをお願いします」。



 あるおばあちゃんのお話を伺いました。
 私が「雪道を運転するのは怖いですよね」と言うと、「私も車を運転するのよ」といって、自分のことを話してくださいました。
 旦那さんが通院されておられ、近くに病院がないため遠くの病院まで車で送り迎えをしています。しかし、「雪の降った日は雪道があぶないので、運転はせず、家でおとなしくしている」とのことでした。
 旦那さんは元漁師で、おばあちゃん自身も牡蠣をむく作業をしていました。 手にはその跡がありました。
 方言が強く聞き取れない部分が多かったですが、このおばあちゃんは、自分のことをたくさん話してくださり、私にたくさん笑いかけてくれました。そして何度も「ここに来てくれて本当にありがたい」とおっしゃってくださいました。
 その後、もう一人のおばあちゃんにも話を聞くことができました。
 「津波が来た時、近所のおじいちゃんが荷物(通帳など)を取りに帰っていたらそのまま流されちゃった。津波が来たら早く逃げることが大事。」
と教えてくださいました。
 「来てくれてほんとうにありがたい。明日も来るからね」とおっしゃってくださいました。


 今日は高田一中の餅つき大会と重なってしまいましたが、一中の子たちが、餅つき終わってから、つきたてのお餅をお皿に分けて集会場まで持って来てくれました。
 仮設住宅を一軒一軒まわって配っているそうです。
 もうチョコもなくなってしまい、お返しにあげられるものがなくて、申し訳なかったのですが、本当にうれしかったです!

 美味しかった!

 ありがとう 高田一中!

 高田一中のブログはこちらです。もちつき大会の様子が掲載されています。


【番外編】
 夕食は、竹駒町の車屋酒場さんで、陸前高田名物「ホルモン鍋」!
 2月8日は、車屋さんがこの場所で営業再開して1周年。
 歴史的な記念日でした。
 「1周年おめでとうございます!」私たちも乾杯しました。

 ボリューム満点!



 完食! 御馳走様でした。

 車屋酒場さんのブログはこちらです。