陸前高田合宿 (8) エゾイシカゲ貝 1

 2月8日(金)と9日(土)、漁業班は、陸前高田市気仙町の要谷漁港で、エゾイシカゲガイ養殖の漁師さんや、ハマのおかあさん達と一緒に作業をしました。

 一本松のあった場所。

 河口すぐ近くの気仙中学校。

 気仙町 福伏の船着き場のあたり。
 白いテントが、今日、私たちが作業をする所です。
 


ゼミとして、このエゾイシカゲガイ養殖のお手伝いをさせていただくのは、2012年2月、9月に引き続き3回目になります。

 い〜っぱい報告しなければならないことがあるのですが、まずは、「陸前高田特産 エゾイシカゲ貝」が元気に成長している姿をご覧いただきたいです!

 漁港の復旧作業や養殖復活にご尽力された日本全国のボランティアの皆さんに。
 ゼミの3回生、4回生の先輩方に。
 そして、日本全国のお寿司屋さんに!


 ・・・・ということで、9日(土)に、ゼミの「魚貝類ダイスキ女子」たちがお手伝いさせていただいた選別作業から報告します。


 朝10時、バスを降りて、テント小屋に向かう漁業班。
 漁業班は、女4人、男3人の計7人です。


  
【エゾイシカゲ貝の選別作業】

 「あら、今回は、ひ弱そうな新顔ね」と言われているような気がしました。

 船着き場の風景です。



 上の写真は、私たちではなく、ハマのおかあさんたちです。
 「もと女学生よ、アハハ」とおかあさん。



 エゾイシカゲ貝を80個ずつネットに入れていきます。
 1つのタライには、貝を80個いれるそうです。
 お母さんたちは、とても速いです!

 夏にまた海中から引き上げた時には、貝も大きくなっているので、今度は、1タライあたり40個に減らすそうです。

 頭の中で、「いち、にぃ、さ〜ん、しぃ〜い...」と数えながら作業しているので、おかあさんとなかなか話ができません(笑)。








 これがエゾイシカゲ貝です!
 来年夏に5.5センチくらいに成長したら出荷です。
 早く食べたい。


 ですが、関西圏ではトリ貝が主で、また運搬距離をあるので、震災前もほとんど流通していなかったようです。
 今後、「私は、どうしたらエゾイシカゲガイを食べることができるのか」について、真剣に考えたいと思います。



 今回、選別したエゾイシカゲ貝は、砂を入れ替えた発泡スチロール製タライの中に戻され、タライを3連つなぎオモリをつけ、再び海中に沈められます。


 この船を使って、タライを海に沈めにいきます。

 今年の夏に、また海中から引き上げて、同じ作業をします。
 次回も是非お手伝いさせていただきたいです!
 今度会う時には、貝たちはもっと大きくなっていると思います。
 エゾイシカゲ貝の出荷は、2014年の夏。
 お楽しみに!



 あの日から2年という長い時間が経過したにも関わらず、ほとんど復興が進んでいないように見える陸前高田
 「復興までにあと何年かかるのか」。やるせない思いです。
 
 でも、陸前高田のこのエゾイシカゲ貝たちは、確実に時を刻みながら、海中から引き揚げる度に、確実に成長してくれています。

 仮設住宅の子供たちにもそれを感じました。確実に成長し、元気に遊んでいる姿を見ると、とてもうれしい気持ちになります。


 
(続く)



【参考】
 2012年2月合宿の作業風景はこちら(ずっと下のほうに写真があります)。
 2012年7月の訪問時の様子はこちら
 2012年9月合宿の作業風景はこちら


Youtubeでエゾイシカゲガイを探していたら、一つ見つかりましたので、リンクを張っておきます。
 

 築地市場での名前は「石垣貝」、地元では「イシカゲ貝」、正式名は「エゾイシカゲガイ」。うーん、今後、呼び名も問題ですね。