南山城村 茶畑活動日誌 (7月13日)

 7月13日、ゼミ生3人での活動だった。

 その日は朝から曇っていて、皆で昼くらいから雨が降るだろうと話していた。
 今回、木野さんの運転で、今までに行ったことのない場所の茶畑に行った。
 そこの茶畑は急斜面で、私たちはツルと茶樹の近くにある草だけを抜いていく作業だった。
 大きい草が多く、抜くのに一苦労するものまであった。


 1時間も経たないうちに雨が降ってきた。
 車の中で雨がやむのを待っていたが、雨は強くなるばかりで、作業できるかなと不安だった。


 しかし、木野さんは、久々の雨でうれしそうでした。

 「雨が降らないと、根っこが水分を求めて土の下へ下へと行く。
 そういう土を作っていかなければいけない。
 土に一年間の成果がでる。」
と、話してくださった。

 ただ茶の樹を育てていくだけではなく、土も育てているのだと思った。


 雨が止んで茶葉を見てみるとツヤツヤしていた。
 茶樹もたくさんの水分をもらえてうれしそうだ。




 山の向こうに白くかかっているのは、
「今までの暑さで熱かった地面が急な雨で冷やされて水蒸気があがっているものだ」
と教えてくださった。

 今まで、いかに暑かったのかがよくわかる。

 休憩をはさみ昼前まで作業をして、今日の活動は終わった。

 雨が降り、あまり作業できなかったので少し残念だった。
(文責:中野)



 この日は一日草引きをするということだった。
 木野さんは、
「草引きは単純な作業で、とても疲れるが、最も大事な作業。
草に負けたら終わり。
ずっと草との根比べだ。」
とおっしゃっていて、やはり単なる作業としてではなく、こだわりを持っているところにプロ魂を感じた。

 「人生雑草のように、これでもかこれでもかと、ひた向きに努力する」
 これも木野さんの言葉だが、これはお茶の作業だけではなく、様々なことに通じることだと思った。

 それがあらわれていたのが、その日強いにわか雨が降ったときだった。
 土砂降りで霧もかかり、前も見えないほどの雨なのに、他の作業者の方々は作業をやめない。

 木野さんが「一回休憩せえ」と声をかけても、「もう少しだけ。」と作業を続ける。

 それだけその作業にこだわりを持っているのだろう。

 木野さんは雨を見て
「人間は喉が乾いたら水を飲めるが
草は雨が降らない限り、水を求め、根を下へ下へおろしていく。
 でも土が悪いと、根が下にいかない。
 そこで茶農家としての一年間の管理体制、能力が試される」
とおっしゃっていた。

 やはり、本当に茶を愛していないと、ここまで成功を勝ち取れないというのをひしひしさと感じた。

 今回作業は単純なものが多かったが、根本の大切なことに気づけたように思う。
(文責:大村)