南山城村 茶畑日誌 4/27

 お茶畑での活動がいよいよ始まりました!

 4月27日(日)、今回は3人。
渡辺
 関西本線で月ケ瀬駅まで行き、車で5分くらい走ったところにお世話になる木野さんのお茶畑があります。
 天候は晴れで、少し動くと汗ばむほどのよいお天気でした。
 車に乗っていると、緑豊かなお茶畑が見え、これから始まるのかと思うとわくわくした気持ちになりました。

 お宅に到着すると、まず抹茶カプチーノを出していただき、お茶についてのお話を聞かせていただいた。

 お茶は、抹茶、煎茶、玉露と主な種類があって、加工の仕方で変わってくること。
 昼と夜との温度差があるほど、お茶の味が濃くなります。

 お茶畑には、写真のとおり送風機があるのですが、お茶の天敵は霜で、お茶の葉に霜がついて太陽の光に当たると、黒くなってせっかく丹精込めて育てたお茶がダメになってしまいます。

 これを防ぐために、4度以下になると、上空の暖かい空気を送って、霜がつかないようにするということを教えていただきました。


 基本的なお茶の知識を教えていただいた後は、いよいよ作業に。
 午前中は、お茶の葉に被せる黒いネットに、風で飛ばないようにするための洗濯バサミを取り付ける作業をしました。
 ネットを被せるのは、よりお茶の甘み、香りが強くなるためです。
 実際に作業してみると、ネットの網目がきめ細かくて、なかなか取り付けることが難しかったです。

 ネットに洗濯バサミを取り付けた後は、25メートルあるネットの巻取りをしました。



 息を合わせて巻き取るのですが、どちらかが早かったりすると右側をみてもらったらわかるようにドーナツのようにずれていってしまうので難しかったです。



 これが終わるとお昼ご飯をいただき、午後の作業に。

 午後からはまず、トラックへ肥料の積み込みを行いました。

 重さが20キロあり、それを何十個も積み込むと、腰を痛めそうなほどでした。

 積み込みが終わると、薪を作るのに使う木を探す作業をしました。



 急な斜面の中で、大きな丸太を探し、道路上に持ち上げるのは、危険と隣り合わせで、足腰の強さを必要とし、大変な作業だった。

 今回は初めてだったので、3時に作業が終わり帰宅した。

 宇治市や南山城地域は今、世界遺産登録を目指して、文化財指定等、いろいろな取り組みを行っている。
 しかし、世界遺産文化財になったとしても、それを守る担い手が必要だ。担い手の後継者が不足しているという話を聞かせていただいた。
 やる前までは、大変で地道な作業というイメージが強かったですが、今日作業してみて、大変な面ももちろんあったが、お茶で幸せになっている人がたくさんいるのだと思うと、やりがいのあるお仕事だと感じました。
(文責:渡辺)



大屋
 ゼミ生3名で南山城村に向かった。
 8時38分月ヶ瀬口駅に到着。
 2週間ぶりの南山城村であったが、前回と比べて、朝の段階からの気温の高さが気になった。
 木野さんも、「夏のような気温だ」とおっしゃっており、1日を通して4月とは思えないほどの気温であった。

 初日ということもあり、茶畑では活動を行わず、主に木野さんの工場での作業となった。

 まずは、黒いネットを枝へ固定するための洗濯バサミを、一定間隔で取り付けた。次に、ハンドルのついた棒のような道具を用い、黒いネットを巻く作業。実際に見るのとやるのでは難易度が桁違い。
 少しでもハンドルの力の入れ具合を間違えると、うまく巻くことが出来ない。
 足元が安定しない茶畑でも、実際に巻く作業をすることになるので、ハンドルを回す人、向かい側で調整をする人の、息を合わせることがコツである。


 午後からは茶畑へ持っていく肥料と、草木の中から木材を運んだ。

 こちらは、力仕事で人数がある程度いても、とても大変な作業であった。
 農業は機械化が進み、肉体労働が少ないというイメージがあったが、準備の段階からとても大変な思いをされていることを思い知った。


 木野さん家にある表彰状・トロフィーの多さや、木野さんのお話を伺う中で知ったメディアの取材の多さに、改めて凄い方なのだと実感する。
 今週末から始まるお茶摘みにも参加させていただくが、私たちゼミ生も誇りを持って挑みたい。



荒島
 4月27日(日)、南山城村の茶畑に作業をしに行った。

 木野さんの家に着くと、まずお菓子とお茶を出していただいた。


 お茶は煎茶らしいのだが、今まで飲んだことがないくらい深みを感じた。
 お茶は温度が重要だそうで、人肌ぐらいまでお湯を冷ましてから急須注ぐのがいいそうだ。
 それよりも驚いたのは、急須と湯のみが「朝日焼」と呼ばれる地元の焼き物で、学生では買えないぐらい高価なものだった。
「おいしいお茶を飲むには地元の焼き物でないと駄目」
だそうで、お茶の産地であるとともに焼き物産地でもある地域が多いのだとおっしゃっていた。


 まだ茶摘みのシーズンではないらしく、今日は屋内での作業となった。

 寒冷紗と呼ばれる黒色の化学繊維の布にクリップを付ける作業をした。

 昔は藁を編んだものを被せていたのだが、今はほとんどが化学繊維になっているそうで、クリップが破損したり、遮光率が低くなったりするものの、10年ぐらいは使えるそうだ。

 なかなか思うようにクリップの先のヒモを通すことができず、クリップの構造をもっと改善できるのではないかと思ってしまった。

 いよいよ来週からは茶摘み。
 しかし、「今の気候がいちばんお茶の味を左右する時期で、慎重に管理しなければならない」と教えてくださり、農家さんにとっては茶摘みまで気が抜けない日々なのだと感じた。