南山城村 茶畑日誌 5/3〜出品茶の茶摘み

中川(翔)
 今回、三回生3人と先輩1人でお手伝いに行かさせていただきました。
 私たち3回生は少し緊張気味でしたが、木野さんはとても穏やかで、人を包み込むような優しい方でした。

 木野さんの車で、まずは南山城のお茶畑へ向かいました。
 車が山を登るにつれて、どんどん景色が変わり、あっという間に緑がいっぱいのお茶畑の中にいました。

 見渡す限りお茶の葉でいっぱいで、私たちが日常で感じる時間の流れとは違う、ゆっくりとした、どこか懐かしい時間の流れを感じました。
 緑がとても綺麗で、お茶の葉 一枚一枚が輝いていました。


 茶畑へ行くと、そこでお茶を育てている農家さん、地域の方々、子どもたちなど、多くの方がおられました。
 地域のコミュニティというものの素晴らしさを感じました。

 私たちが行ったのは、コンテスト用のお茶摘みで、一芯一葉で摘む。
 これは、茶葉のよいところだけを選りすぐった希少なところで、爪は立てず指で摘むイメージ。

 これがなかなか神経を使い、みな真剣そのものでした。

 そして、周りのおばあちゃんたちのうまいこと!!

 やっぱり、おばあちゃんたちにはかないません(笑)

 木野さんのお宅にお邪魔させていただき休憩。
 木野さん宅からはお茶畑がいっぱい見えて、とても落ち着き、ずっと外を眺めていました。
 木野さんの猫も、とても気持ちよさそうに寝ていました。

 僕たちの先輩です。


 昼からの仕事は、お茶に黒いネットをかける仕事でした。
 この作業は、直射日光を遮ることでお茶にストレスを与え、旨み・甘み成分の多い茶葉になります。
 2人でネットの両端を持ち、真ん中の白い線が常に真ん中に来るように、どんどんネットを被せていきます。
 この時に、2人の息を合わせることと、ネットを少し浮かせることが大切でした。
 もし浮かせないで行うと、大切な茶葉にキズがつくからです。


 それができたら、ネットの横に1.5メートル間隔でついている洗濯バサミを茶の樹の枝のところにつけます。

 これをしっかりしないと、風や雨でネットが取れてしまったり、ネットと茶葉がこすれて大切な茶葉にキズがついてしまいます。
 皆、地面にはいつくばって、丈夫な枝を見つけたりと、なかなかしんどい作業でした。





佐々木
 5月3日(土)、小林先輩を含めたゼミ生4人で参加。
 月ヶ瀬口駅に着くと、木野さんが車で私たちを迎えに来て下さっていた。
 茶畑に向かう道中、木野さんと小林先輩が昨年の茶畑の話や今年の茶畑の状況を話されていた。
 去年は霜による被害が大きかったそうだが、今年は春先の天候も良かったため好調だと話されていた。
 私も早く木野さんに名前を憶えていただいて、お茶の話が出来るようになりたいと思った。


 9時頃、茶畑に到着。
 この日は天候も良く、私たちよりも先に町の方やボランティアの方々およそ100名の方が茶摘みを行っていた。

 9時半、さっそく私たちもお手伝いすることに。
 周りの方に1芯1葉で摘んでいくよう教わりやってみたが、最初は大苦戦。
 私は茶の芽を探すことで精一杯だった。
 次第に目が慣れ、コツを掴んだものの、周りの方々とは比べものにもならなかった。

 しかし、摘みとるたびにお茶の香りがしたり、村の方とお話をしながらの初茶摘みは大変楽しいものであった。

 あっと言う間に規定の量に達したため、11時に作業終了。

 木野さん宅に帰って昼食をとることに。


 昼食をとったあと、木野さんの茶畑でネット掛けの作業をお手伝いした。
 2人1組になってネットをかけ覆った後、端についている洗濯ばさみを枝にはさんでネットを固定する作業だ。

 これが意外と難しい。
 優しくネット掛けをしてあげないと枝がポキッと折れてしまったり、芽を傷つけてしまう。
 固定する作業では、ちょうどよい太さの枝を選んではさんでいくのが大変だった。
 細すぎても、太すぎてもすぐに取れてしまうからだ。


「細い枝は2本を束にしてくくるとやり易いぞ」、
「枝分かれしているものは取れにくい」
と、木野さんからコツを教えていただきながら、何とか作業終了。
 今回は、1時間かけて2組で17列のネット掛けをした。

終わったころにはみんな汗だくで、クタクタだった。
 先輩たちはもっと長時間、多くのネット掛けを行っていたそうだ。
 次は私たちも、もっとたくさんお手伝いしたい。



久戸瀬
 5月3日、4回生1人と3回生3人の計4人で、茶畑のお手伝いに行かせていただいた。
 私たち3回生は、木野さんにお会いしたり茶畑に行ったりするのが初めてだったので緊張しつつ、月ヶ瀬駅から木野さんの車で茶畑へ向かった。

 テレビなどでお茶畑を見たことあったが、実際に見るのは初めてだったので、感動や新たな発見でいっぱいだった。
 さまざまな農家の茶畑がいくつも集まっていて、
「見渡すかぎり茶畑〜」

 規模の大きさに圧倒させられた。

 私たちが茶畑に到着した時には、すでに茶摘みが始まっていた。

 茶摘みは農家とその家族の少人数でしているものだと思っていたが、ひとつの茶畑にとてもたくさんの人が集まって摘んでいる光景を見て驚いた。
 これがこの地域でのコミュニティであって、素敵だなとも感じた。

 この日はコンテスト用の茶摘みで、一芯一葉で摘んだ。
 茶摘みには、小学生のような子どもから年配の方まで、幅広い年齢層の方が作業されていた。

 たくさんお茶の葉がある中で、茶の新芽を探すのはなかなか大変だったが、初めての茶摘みということで、新鮮な気持ちで楽しく作業できた。

 2時間ほどで茶摘みは終わった。

 昼食と午後からの作業のために、木野さんのお宅にお邪魔させていただく。
 途中、木野さんのはからいで、製茶工場に寄っていただいた。

    
 工場では、茶葉のいい香りがしていた。


 この工場でいくつかの工程を経ることで、おいしいお茶に変化していくのだと知った。

 その後、木野さんのお宅で昼食の弁当をいただいた。
 その日はポカポカとした天気のいい日だったのに加え、豊かな自然に囲まれており、とても気持ちよく、すがすがしい気持ちになった。


 午後からは、木野さんの茶畑で黒いネットをかける作業をした。
 この黒いネットは、太陽の光を遮るのもので、お茶をおいしくするために必要な作業だ。
 2人1組になってネットの両端をもち、茶の樹にかぶせていった。


 テレビの特集で、「極力、水を与えないことで、トマトの甘みを高めている」というトマト農家の特集を見たことがある。
 枯れない程度の水は与えるが、ビニールハウスで雨を防ぐなどの管理をしていた。
 そのことでトマトの生命力が引き出され、甘みが増すのだそうだ。
 このトマト農家の水の管理と茶畑の黒いネットは、植物にストレスを与えるという点で共通しており、ストレスによってよりよいものができると知った。

 余談になるが、ストレスの話を聞いて、スポーツの世界にも同じようなことがあるのではないかと感じた。
 私がしている野球で説明すると、野球は試合のない冬のシーズンはひたすら走ったり、筋力トレーニングをしたりなど、厳しいトレーニングをする。
 この冬のトレーニングが、春からの試合に大きく影響すると言われている。
 人間も植物も、厳しい環境におくことで、本来持っている力をより高めることができるのではないかと感じた。
 (光合成を抑制するので、「自然に反するのでは」という意見もあるが…)

 普段では経験できないようなことばかりで、とても貴重な経験となった。
 今後も、数か月、茶畑での作業が続くが、少しでもよい茶葉ができるようにしっかりと作業していきたい。