陸前高田合宿レポート (23)〜エゾイシカゲ貝と気仙茶

藤塚(4回生)
3回目の陸前高田市への訪問。
今回の訪問は、両日とも作業のお手伝いということで、復興に向け、働く方々の話をたくさん聞くことができました。


陸前高田市に訪れ、最初に目についたのが、大きな橋のように架かる巨大なベルトコンベア。

これにより、高台の宅地を造成し浸水地をかさ上げし、新たな街を作ろうとしています。
復興に向けて進んでいると目に見てわかる。
復興への象徴として頑張っていただきたいと感じました。


・エゾイシカケ貝
2度目の漁業でのお手伝い。
初めて訪れた時は、とても小さい印象があったエゾイシカケガイが、今回はとても大きくなっており、さらに大量にあってビックリ。

最初の作業は、貝を30個ずつ小分けして袋に入れます。


エゾイシカケ貝はとても元気!
数える際、何度も足を出している姿を見ました。

エゾイシカケガイ以外の貝を取り除く作業です。

黒いのはムール貝。こちらは全然動きません。

エゾイシカケガイはよく動き、とても活きが良いです。



貝の住処となる発泡スチロールの容器を洗う作業。

海中で汚れた容器を、たわしでゴシゴシ洗っていきました。

なかなか汚れが落ちず、とても体力が必要な作業です。


・気仙茶
2日目は、気仙茶の畑での作業。
約1年ぶりに訪れた茶畑は、竹や草が生い茂っており、どれが茶の樹かわからない状態でした。

「本当に1日で作業が終わるのかな」と心配な思いを持ちながら、作業を始めました。
前回作業をさせていただいた時は、竹を切るときに支える担当だったが、今回は切ることにも挑戦した。見ている以上に、竹を切るのは難しい。


いとも簡単に切っていく気仙茶の会のSさん。
改めて「すごい」と感じました。

黙々と作業を進めていき、最初は「不可能」と感じていましたが、皆さんの努力のかいがあって、茶畑をきれいにすることができました。

休憩の時、いただいた気仙茶はとてもおいしく、疲れた体を癒してくれました。


 一緒に作業をしていたOさんがお話ししてくださった。
「俺はもともと海の写真を撮ることが好きだったけど、いまは、海の近くは工事で近づけなくなり、仕方なく最近は復興工事の写真を撮っている。」
陸前高田は、海がとてもきれいで、絵になる」。しかし、海沿いには、今、巨大なベルトコンベアがそびえ立っている。
Oさんが再び海の写真を撮れる日が来ることを、心から願っています。


今回の合宿で、多くの方々と出会うことができました。
ハマの漁師さん、体にはどうか気をつけていただきたいです。
バーベキューを開いてくださった気仙茶の会の菊池会長はじめ会員の皆様。
とても美味しかったです。
楽しいひと時をありがとうございました。


 最後に、僕にとって最も印象深かった言葉を書き記したいと思います。


「本当に信頼できる人はいるか。
俺はいたから、震災があっても、助けてもらいながら、ここまでこれた。
調子がいい時は、誰でも周りに人が集まってくる。
苦しい時でも寄り沿ってくれる信頼できる人と出会え」



苦難を乗り越えてきた大先輩からの言葉でした。

今から社会に飛び出していく自分に、とても大切なことを教えてくださいました。

この言葉を肝に銘じて、これから生きていきたいと思いました。