経済学部のゼミ研究報告会

 経済学部のゼミ研究報告会で3回生ゼミ生が報告しました。

 震災を風化させないように、陸前高田市仮設住宅の方々の声を多くの学生・教員に伝えたい。そんな思いでのぞみました。

 仮設住宅班。
 「環状島モデル」(宮地尚子氏)を使って、死者、トラウマを抱え声をあげることができない被災者、声をあげることのできる被災者、支援者、傍観者の立ち位置と「感情」を説明していきます。
 次に、これに、アダムスミス『道徳感情論』の「共感」「胸中の公平な観察者」という概念を組み込んでいきます。そして、被災者一人ひとりの「感情」(苦しみ・悲しみ・罪悪感)の違いを踏まえて、一人ひとりの被災者との継続的関係構築の重要性を説くというのが、今回のオリジナルな議論です。が、なかなか難しい課題でした。
※「環状島モデル」については、言葉で伝えるのがとても難しいのですが、こちらのページ(東京都人権啓発センター)にわかりやすい図解があります。ご参考までに。

 漁業班。
 「広田湾」における「天然採苗」の「エゾイシカゲ貝」について説明しています。
 「豊穣の海」や、漁業再生に向けた漁師さんの頑張りを一生懸命に話したのですが、「ところでストロンチウムは大丈夫なのか?」という質問が出ることに、とても心が痛みました。
 漁師さんや漁協の方々の気持ちが、ほんの少しだけわかったような気がしました。
 三陸産ワカメも同様ですが、流通の末端、川下段階での「風評」対策強化の必要性を痛感しました。

 特別賞(3位)をいただきました!
 「経済学じゃない」と攻撃されながらも、みんなでよくディフェンスしました。
 人間の悲しみ・苦しみを扱えないような「経済学」のほうこそ変わるべきだ、とあらためて思いました。


 研究報告会は、経済学部の最大イベントです。
 主催者・ゼミナール連合会の皆さんもお疲れ様でした!


 ももじろうで反省会。

 しばた「乾杯 !」

 この後、経済学史の小峯敦先生も激励にかけつけてくれました !