茶畑活動日誌 4/26

高垣
 4月26日日曜日、木野さんの茶畑へお手伝いに行きました。(男2、女1)

 午前8時40分、JR月ヶ瀬口の駅から木野さんの車に乗り木野宅へ。
 車から降りてすぐ、お茶の良い香りが感じられました。

 まず抹茶カプチーノを振舞っていただき(すごく美味しかったです!)、その日の作業で使用する黒いネットをトラックに積み込み乗車。
 5分ほど走って茶畑へ。


 茶畑は非常に広大でした。各所にファンが取り付けられており、寒い時期には霜が降りることもあるので温風をかけているとのこと。

 今年最初の伊達ゼミのお手伝い。お茶摘みの前準備として、その日は黒いネットをかぶせていく作業でした。
 黒いネットをかぶせて1〜2週間ほど置き、あえて光合成しづらい状況にすることで、ネットをかぶせない時よりお茶が甘くなるそうです。
 収穫時期は、5月上旬になります。



 ロール状になっているネットを2人1組で広げながらかぶせていきます。
 ネットには1,5メートル間隔で洗濯ばさみが繋がれていて、風に飛ばされないようにそれを枝にはさんで固定します。



 お茶の枝は見た目よりも脆いので、折らないよう注意しながら進めていきます。

 お昼の休憩をはさんだ後は再びネット掛けの作業へ。
 ネットをかぶせるのに加え、「ごみ」を拾いながらネットをかぶせていきました。
 「ごみ」というのは、お茶の枯れ葉と笹。
 この日作業した茶畑の隣には竹藪があり、その笹が風に乗って茶畑に降ってきます。
 この笹は、お茶摘みの際にも紛れ込んでしまうこともあり、厄介なので、ネットをかぶせる時に、できるだけ取り除いておきます。

手の先にある白いのが笹。



 茶畑の隣の竹藪。ここから笹が飛んできます。


 奥さんの話によると、木野さんの茶畑では、茶品種の代表格である「やぶきた」がほとんど、とのこと。
 この品種は、味や収量など総合的に優れており、日本各地で栽培されています。
 最近では、煎茶が以前より飲まれなくなったことや、お茶の葉を使った商品が多くなってきたことから、「おくみどり」など他品種の需要が増えてきているとのことでした。
 木野園では、10種類ちかい品種を栽培されているそうです。


 次回訪れる頃には茶摘みの時期になっているので、この日掛けたネットの下でお茶がどのように変化しているかが、すごく楽しみです。
 木野園の皆さん、ありがとうございました。




 4月26日(日)、私達は南山城村に訪れた。約2時間かけて着きました。
 降りてすぐに、私が住んでいる地域と大きな違いを感じた。
 見渡す限りの自然。
 耳を澄ますと、うぐいすの鳴き声が聞こえ、いるだけで心が和みました。

 駅からは木野さんに車でおくってもらいました。
 5分ほどの移動でしたが、茶畑が絶え間なく見えていて、茶畑の規模の大きさを体感しました。
 木野家に着き、挨拶をしているなか、茶葉を蒸しているところを少しだけ拝見しました。
 静岡のお茶は蒸し時間が長く、ドロっとした旨みの強い「深蒸し茶」が主流だが、京都は蒸し時間が短く、のどごしのよいサラッとした味わいの「浅蒸し茶」が主流だ、と聞きました。
 趣向や茶葉の品種によって違いが出たそうです。


 私達はまず、寒冷紗という黒いネットを軽トラックに積んでいく作業をしました。
 寒冷紗は様々な分野で使われるらしいですが、今回、木野さんのお茶園では、茶畑に被せて日除けとして使いました。

 茶葉に適度なストレスを与えることにより、旨みが出てくるそうです。


 寒冷紗を積み終え、茶畑へ向かいました。
 広大な茶畑を近くで見て、驚きを隠せなかったです。
 今回は茶畑に寒冷紗を被せていく作業をしました。

 寒冷紗の被せ方にも種類があり、直接茶畑に被せていくタイプ、屋根のように茶畑と寒冷紗を離していくタイプ、全体を大きく覆い部屋のような形のタイプがありました。

 大半が直接被せていくタイプですが、間接的に被せるタイプは、寒冷紗の黒色が移ったりせず、日除けのムラも少ないらしく、より高品質な茶が作れるそうです。
 しかし、寒冷紗を上に吊るすために使うポールや、寒冷紗の量が変わってくるので、やはり費用が高くついたり、採摘機(お米でいう稲刈り機のようなもの)がポールが邪魔で入ることができないので手摘みになる、というデメリットはあるそうです。

 直接被せていく方式をやらせていただきました。


 2人1組で、丸められた寒冷紗をお茶の木に乗せ、まっすぐ伸ばしていきます。

 風で飛ばされない様に、等間隔に洗濯バサミをお茶の木の枝に挟んでいきます。
 お茶の木は想像以上に繊細で、すぐ枝が折れてしまうので、細心の注意をはらいながら行います。

 この日は4月にも関わらずとても気温が高く、苦労しました。
 茶畑は水はけが良くなるように少し傾きのあるように作られているのですが、そのせいか、少し足にも疲れがきました。


 茶畑の周りには笹があるのですが、お茶の木に乗った笹の葉を除去していく作業に移りました。
 笹の葉と茶葉が混じってしまうことがあるからです。
 笹の葉を除去していきながら、寒冷紗を被せていきました。



 茶畑の隣にあった笹と実際にお茶の木に乗っていた笹の葉です。


 以上で午前中の作業を終えました。
 午後からも寒冷紗の作業をさせて頂きました。
 一面全て寒冷紗をかぶせ終わると、苦労した分、達成感があり、今までと違う茶畑の姿を見ることができました。

 5月の20日頃に寒冷紗を取り外していくのですが、その時には茶葉がどういうった姿に変わっているのか楽しみです。




寺岡
 4月26日(日)に、「伊達ゼミ・茶畑活動2015」第一陣として、ゼミ生3人で南山城村の木野園で活動してきました。

 南山城村に行くのは初めてで、電車の窓から見える景色を見ながら、わくわくしていた反面、木野園の大切な茶畑で私たちのような何の知識もない学生が作業をしていいのかという不安がありました。
 月ケ瀬口駅に着き、出口のほうを見ると、既に木野さんが車で迎えに来てくださっていて、挨拶をして車に乗ると、
「よう来たなぁ。今日はお茶にネットをかける作業を手伝ってもらうわ。簡単な作業やから心配せんでいいよ。」
とやさしく話しかけてくださり、すこし安心しました。
 しばらく車ですすむと、あたり一面に色鮮やかな茶畑がひろがっており、木野さん宅に到着し、車を降りるとお茶の良い香りが漂っていました。
 室内に案内され、荷物を置くと、奥さんが抹茶カプチーノを用意してくださり、木野さんとお話ししながら、いただきました。
 この抹茶カプチーノは程よい甘さで、抹茶の味もしっかりしていて、すごく飲みやすく、今まで飲んだ中で一番おいしかったです。
 朝は少し肌寒かったのですが、冷えた身体がポカポカしてきました。

 自己紹介や今後の予定などを話し終え、いよいよ作業開始です。

 ネットを軽トラ2台分、山盛り積んで、茶畑へ向かいました。


 茶畑には、この写真のように、新しい黄緑色の新芽がたくさん生えていました。
 この上にやさしくネットをおいて、ゆっくりと転がしていきます。
 黒いネットを被せ、20日間ほど太陽の光を遮断することで、若い葉が光を求めてより成長し、黄緑色の葉がきれいな緑色の葉になるそうです。
 今回私たちがネットをかけた木の葉が成長したものを見られるかどうかはわかりませんが、収穫の時期が楽しみです。


 写真のように、一列ずつ二人組になって丁寧にかぶせていきました。
 お茶の畑では、どこかから飛んできた枯葉等のゴミが茶葉の間に入りこんでいることがあります。
 これはお茶を作るときに品質や味の悪い影響を及ぼすので、ネットをかぶせる前によく目を凝らして取り除きながら作業をしました。

 また、ネットが風で飛んでしまわないように、下のほうで固定しました。
 木の枝は予想以上にもろく、すぐに折れてしまうので、慎重に木を傷つけないように固定しました。

 今回は、午前も午後もこの作業で、何列分ネットをかぶせたかわからなくなるくらい、ひたすら作業をしていました。
 お茶は丁寧に時間をかけて大切に育てられて作られているということを今回の作業を通して学びました。
 次回の作業は、お茶を摘む作業(手摘みか機械を使うのかはわかりませんが)と聞いています。
 まだ収穫用の葉を見たことがなく、めったにできる作業ではないと思うので、すごく楽しみにしています。


伊達のコメント】
 ⚪︎今回の作業によってどのような製品がどのような特徴をもつようになるのでしょうか?煎茶用ですか?かぶせ茶用ですか?碾茶用ですか?茶の樹の品種は何でしたか?
 (1)「茶の樹の品種」、(2)「栽培のプロセス」、(3)「製茶のプロセス」を「最終製品の諸特性」(味や香り、水色など)と対応させて結び付けられるようになってください。
 それができるようになり、我々の手で「プロセス(process)」と「製品(product)」とを自由に変化させることができるようになった時、龍谷茶「雫」は、「完成」に一歩近づくのでしょう。ただし、自然には勝てないので、「自由に変化させる」ことはできません。つまり、実は「雫」は「完成」しません。
 日誌の内容についてですが、「1〜2週間ほど置き」「収穫時期は5月上旬」(高垣)と「5月の20日頃に寒冷紗を取り外し」(關)、「20日間ほど太陽の光を遮断」(寺岡)と表現がマチマチですが、どれが正しいのでしょうか?また、茶の樹に寒冷紗を被覆する意義も、「甘くなる」(高垣)、「旨みが出てくる」(關)、「きれいな緑色の葉になる」(寺岡)と様々な意見が書かれています。
 木野さんの意見、日本茶検定テキストなどを確認して、訂正文を送付してください。