茶畑活動日誌 5/23

若林

 5/23(土)8:37着の電車を逃すと、次は9:57着だったので、普段より余裕を持って家を出発しました。
 1時間ほどかけて月ヶ瀬口駅へ。
 降車の際、一番前に行かなければならなかったみたいですが、わからずおどおどしていると、おじいちゃんが、「前や前」って教えて下さいました。

 車で駅まで迎えに来ていただき、和室をお借りして、楽な格好に着替え。
 軍手と帽子もお借りして、軽トラの後ろに乗せていただき、いざ茶畑へ。
 とても狭い道をスイスイ行く西口さんの運転に驚きました。
 慣れておられるのだなぁと。

 1分ほどで茶畑に到着。
 とても長閑で空気がきれいだったので、思わず深呼吸。


 午前中は、寒冷紗というお茶に被せている黒いネットを取り外す作業でした。

 寒冷紗を被せて遮光することで、
・うま味に関係するアミノ酸類の減少を抑制
・苦味、渋味成分のタンニンの抑制
・さっぱりした苦みを出すカフェインの増加
の効果があり、つまりはより高品質なお茶になるそうです。


 寒冷紗と木の枝とを洗濯バサミで止めてあり、それをまず取ったのち、寒冷紗を取り外す作業に移りました。


 そして、寒冷紗を巻く専用道具で寒冷紗を取り外していきました。


 お茶の木の間はとても狭く、傷つけないように移動するのがとても大変でした。

 そして、取り外した寒冷紗をどこに置くのかと迷っていると、西口さんに、
「ここでええ、木の上で大丈夫や」
と言われました。
 木の中に沈まないようにと恐る恐る置くと、木はとても強く、すごーーい!!と興奮していると、
「はい、次、そこ持ってて」
と作業再開。


 寒冷紗を取り外したところは、さっそくお茶を摘む作業に入ります。
 とても狭い茶の木の間を、西口さんが茶刈機に乗って操縦されており、終始感動していました。

 お茶を摘み終わると、次のお茶が育つまで(20日後がちょうどよい時期だそうです)また寒冷紗を被せるそうです。


 小一時間作業をすると、少し休憩することになり、畑の横でお菓子やお茶をいただきました。

 休憩を終え、先ほどの作業に戻りました。
 同じ作業を繰り返し、取り外した寒冷紗をトラックの荷台に積み、小さいもの、大きいものにわけて、小屋にしまいました。


 そして、お昼休憩に入りました。
 木野さん宅の和室をお借りして、お弁当とお茶をいただき、ホッとひと息つきました。

 午後からは、木野さんと、午前とは違う茶畑へ行き、お茶の成長を妨げる雑草を抜く作業でした。

 先ほどの茶畑とは違い、木と木の間に二人が入れるほどでした。

 これらの木は育てて約3年らしく、午前中のお茶の木は約30年らしいです。
 まさか同じ茶の来だとは.....。とても驚きました。


 雑草を抜く際の注意点は、以下のものでした。
*露草が水分を多く含んでおり、鹿が食べにくるので、茶畑を荒らされないよう必ず抜くこと。
雑草は生命力が強いので、必ず根っこから抜くこと。
*この作業が成長に大きく関わるので、焦らず丁寧に抜くこと。


 また、敷草(上の写真の茶色いもの)が敷かれており、こちらは土を枯らさないように、雑草を生えにくくする効果があるようです。

 数時間この作業をし、木野さんの「さぁ〜ぼちぼち」の声に立ち上がると、とても達成感を感じました。

「ふぅ、ありがとな。みんな気持ちよさそうな顔しとるやろ」。
 お茶を愛されているのだなぁと感じました。


 午後の作業を終え、着替えを済ませ、駅まで木野さんが送ってくださいました。

 今日の作業の後、寂しく感じたのは、これだけ丁寧に手作業を重ねても、消費者が市場で手にする際にはそれが伝わらない現実です。
 実際、私も分からずに手にしていました。
 これからは「茶にたいする意識」が大きく変わると思います。
 とても貴重な体験をさせていただきました。

 ありがとうございました。


藤野
 5月23日(土)私は初めて木野茶園へ向かった。
 (この日電車トラブルで一人遅れての参加になった…)電車を三回乗り継ぎ着いた月ヶ瀬口駅は山に囲まれ、目の前には茶畑が広がっていた。
 南山城村には沢山の茶畑があり、木野さん以外の茶農家さんの茶畑もたくさんある。
 木野さんのお家に着き荷物を置いてから、家の裏にある茶畑に案内された。
 茶畑に着くと木野さんとお孫さんのひろきくん(大学1回生)、小川さん、お手伝いの方(お名前を聞きそびれてしまった…)がいらっしゃった。
 私たちが任された仕事は寒冷紗外しだ。
 寒冷紗を2、3回折り巻き取り機で二人で巻いていく。

 巻き取り機を回す人、その反対側で寒冷紗がシワにならないように整える人、寒冷紗の端引っ張る人の3人がかりで巻いていく。
 この時、巻くスピードが早いと寒冷紗が綺麗に巻き取られずシワになり、巻きが大きくなってしまう。
 巻く人と寒冷紗を整える人、引っ張る人3人の息を合わせる事が大切だと感じた。

 その後、寒冷紗は長さによって違う倉庫にしまった。
 この寒冷紗以外と重く車に積み込むのだけで息が上がってしまった。


 大きい寒冷紗をしまう倉庫



 小さい寒冷紗をしまう倉庫

 私たちがネットを巻いている横で木野さんとひろきくん、小川さんがお茶を刈っていた。
 お茶を刈るには機械を使っているのだか、この機械、クラウン一台分するらしい。
 木野さんはこの機械を3台所有している。


 午後からは、木野さんと、伊達ゼミで育てている茶畑の草引きをした。
 茶畑はまだ3年目で、お茶が採れるようになるにはあと2年ほどかかるそうだ。
 今がお茶の良し悪しが決まる大事な時期で、そのための草引きだそうだ。


 3年目の茶畑

 雑草はラベンダーのような紫色の花をつけた草を中心に抜いていく。
 雑草があると土の水分が奪われて土が枯れてしまうからだそうだ。
 抜いた草の上からさらに除草剤を撒き、もう一度生えてこないようにする。
 木野さんが言うには、昔はこんな雑草は生えなかったそうだ。
 第二次世界大戦後、外国から持ち込まれた肥料に種が混じっていてそれが生えてきてしまったそうだ。
 そのため、こういった草を「敗戦草」とも呼んでいるそうだ。

 また茶畑があるのはどこも急な坂になったとこばかりだ。
 理由は水はけをよくするためだそうだ。
 木野茶園は基本的に家族で営んでいるが、今の収穫時期には外から手伝いにきてもらっている。
 その中の1人の小川さん。東北の方だ。
 この日はあまりお話する機会がなかったが、次にお会いした際には色々お話を伺ってみたいと思う。

 今回が初めての茶畑だったこともあり、緊張や作業に必死だったため、あまり木野茶園の方とお話することができなかった。
 次に行くときは、もっとたくさんの方とお話しできればと思う。