茶畑活動日誌 6/7



 茶畑を見たときに、前回活動をした3年目の茶畑に比べると、今回の茶畑は横幅が2、3倍以上大きいものでした。
 栄養が茶樹にいくように雑草を抜いたり、土の水分を失わせないように藁を敷いたり若い茶畑ほど手間はかかるけれども、年数を重ねて土や太陽、雨など自然の恵みを受けつつで立派に成長するのだと感じた。

 今回の活動は寒冷紗を回収していくことでした。
 前回よりもスムーズに焦らずすることが出来ました!!
 調べていてわかったことは、寒冷紗は水を含みやすく、梅雨の時期など重くて巻き取ることが大変だということです。
 普段茶畑で活動させて貰ってる分、伊達ゼミのみんなで少しでも力になれればと思った。

 活動をしていると寒冷紗が短くて全部覆うことができなかった部分がありました。

 寒冷紗で覆っていた茶葉の色(左)と覆っていなかった茶葉の色(右)の違いに驚きました。
 寒冷紗を被せることで茶葉の色と味に影響を及ぼすクロロフィルが増加しているからだそうです。
 だから寒冷紗を被せていた葉は濃い緑色をしているということが分かる。
 クロロフィルは、生葉のまま放置すると酸化されて変色してしまいますが、殺青することで変色を止めることができます。
 どうしてもクロロフィルの一部は酸化して褐色のフェオフィチンに変化してしまいますが、お茶の種類によって割合が全然違うことがわかりました!
 玉露や上級煎茶は約20〜30%、深蒸し煎茶は約50%だそうです。

 
 今まで"茶葉の色"に目を向けたことがなかったけれども、お茶の特徴として色は欠かすことのできない重要なことの一つだと思います!!

 途中休憩を挟みながら、私達が寒冷紗を回収したところから乗用型摘採機で刈っていました。

 刈られた茶葉の部分を見てみると、

 写真からわかるように根元から切るのではなく全てが水平になるように刈られていることがわかります。
 一番茶を摘採が終われば、剪枝という茶樹を思い切って短く刈るそうです。
 剪枝をすることで新芽の数は減るらしいのですが、新芽が太くなって品質が良くなるらしい。
 二番茶を刈るまでにもたくさんの手間をかけてあげて、良い茶葉になればいいなと思った。


 帰り際に、活動初日に茶葉を保管する入れ物を清掃したのですが、その入れ物の中にたくさんの茶葉が入っているのを見かけました!!
 刈り取られ茶葉も次の段階に入っていました。

 最後に、「今回の摘採は一番茶」と言っていました。
 気温や天気で左右されると思いますが、時期的に一番茶の収穫が終わり茶畑も二番茶の段階になるのではないかなぁと思いました。



高垣
 6月7日(日)、男子1名、女子2名で木野園を訪れました。
 この日は天候に恵まれながらも暑すぎず、作業をするにはとても快適な環境でした。

 この日行った作業は私たちが寒冷紗を巻き取って回収し、木野さんのお孫さんとその友人が乗用型摘採機でお茶を刈り取る、という流れでした。
 私たちが行った寒冷紗巻き取りは、基本的に3人1組で作業します。

 巻き取り用の棒の両端を持ち巻いていく2人と、きれいに巻けるよう寒冷紗を引っ張って整える1人です。

 この作業は見た目よりも難しく、力加減や息が合わないと寒冷紗がどちらかに偏ってしまいきれいに巻けません。
 また今年からは巻き方を少し変えたそうで、巻く前に寒冷紗を2回ほど折りたたみ巻く距離が短くなりました。
 巻く際の重さと距離のトレードで、こちらの方が良ければ来年もこの方法になるかもしれません。


 こちらが巻き取り用の棒。
 寒冷紗を巻き取りやすくするためにさまざまな工夫がなされています。
 中でも感心したのは、寒冷紗を引っかけるために数か所出っ張っている部分があるのですが、巻き取ったあと棒を引き抜く際にスムーズに抜けるよう、一方にだけ折りたためるようになっているところでした。


 普段はばねの力で出っ張っていますが、引き抜く際は写真の左方向にだけ倒れるようになっています。



 こちらが乗用型摘採機。
 手前側が前面です。
 この日巧みな運転していた小川さんによると、特別な免許はいらないそうです。
 しかし茶畑間の通路が狭く高低差もあるので、その運転には非常に高度な技術が必要に感じられました。

 そしてこの日は少しですが、刈り取った茶葉をコンテナに移す作業もお手伝いしました。


 茶葉の入った袋は非常に重く持ち上げるのは大変なので、収納するコンテナの方を床の高さまで沈めて茶葉を投入していきます。
 1つのコンテナに大体15袋分の茶葉が入っています。

 茶葉を投入し終えたら、コンテナをリフトで持ちあげて移動させる、という流れです。

 ここまで、寒冷紗を被せる作業を2回と寒冷紗を巻き取る作業を1回行いましたが、時期によって内容の変わる農家さんの作業をほんの一部ですが体験することができました。
 これからもまだ続きますが、次回以降の作業も楽しみです。


深来
 6月7日、ゼミ生3人で茶園に行った。
 他の2人は3回目の参加ということで慣れた様子でしたが、私は2回で初めてのことだらけなので、少しでも多く吸収して帰ろうと思い参加した。

 まずは小川さんと、木野さんのお孫さんであるヒロキくんと、ヒロキくんの中学時代の同級生で現在はここでアルバイトとして従事するショウゴくんが乗用型摘採機で茶を刈り取る傍ら、私たちは刈っている茶の隣のレーンの縦半分だけ捲られた寒冷紗を元に戻す作業を行った。
 どうして半分だけ捲られているのかというと、全部かぶしたままで乗用型摘採機が通過すると当たってしまうので、そうならないように予め半分だけ捲っておくのである。


 その後は全てを刈っていくということで、全て順番に外していった。
 私は寒冷紗を巻く作業は初めてで、なかなか上手く巻けずに、悪戦苦闘した。
 2人、ないし3人で息を合わせてやらないと、どちらかに偏って斜めに巻いてしまい、異常に長い寒冷紗のロールが出来上がってしまうのだ。
 回数を重ねるうちに、どうにかスムーズに出来るようになってきた。


 全てを巻き終えると、茶の一部を手で豪快に摘み落とすように言われた。
 最初はなぜだかわからなかった。
 よく見てみると、葉の色が緑色ではなく、黄緑色なのである。
 聞いたところ、これは寒冷紗がきちんとかかっていなかった証拠だそうである。
 寒冷紗を被せることで茶にストレスがかかり緑色になるのだが、全くかかっていないが故に色が薄いのである。
 このまま機械で刈ってしまうと、ちゃんとした緑色のものと混ざってしまい、飲めないわけではないが、商品の品質が落ちてしまうので、乗用型摘採機が通過する前に先に人の手で除去するそうである。
 ただ人の手ではやはり限界があるので、ある程度取り除けたら乗用型摘採機が通過して刈り取った。
 しかし袋には入れず、そのまま地面へ落とした。
 お茶にはなれるのでもったいないとは思ったが仕方ないことなのである。
 何か活用できる方法があればと思ったのだが、残念ながら私の頭では思いつかなかった。

 実際に見比べてみるとよくわかる。
 こちらが寒冷紗に覆われていた茶である。


 しっかりとした深緑色でとっても鮮やかである。


 こちらが寒冷紗にかかっていなかった茶である。

 こうするともっと顕著にわかる。


 いかに寒冷紗の存在や被せ方ひとつひとつにきちんと意味があり、大切かを思い知らされた。
 そして、この知識を得たからには、これまで以上に寒冷紗にぬかりなく接しようと思った。