岩手日報「陸前高田 エゾイシカゲガイ全国へ 8日から出荷」


 陸前高田市の広田湾漁協(砂田光保組合長)は8日から、同市特産のエゾイシカゲガイ(市場名・石垣貝)を出荷する。東日本大震災以降、出荷が途絶えていたが昨年復活。2年目となる出荷初日は約1・3トンを予定。ブランド化を目標に安定出荷を目指す。
 生産者らは7日、同市気仙町の要谷(ようがい)漁港で出荷に向けた選別などに汗を流した。湾内から貝が入った容器を引き上げ、かごにひっくりかえして砂を落とすと、ごろごろと貝が姿を現した。生産者らは手際よく大きさを選別し、出荷用のかごに分け入れた。
 震災前から養殖している漁師の熊谷信弘さん(59)は「例年より少し大きめ。身入りも期待できる」と笑顔を見せた。
 エゾイシカゲガイは東京の築地市場などに出荷し、すし業界や料亭からの需要が高いという。養殖は約2年半を要し、昨年は約47トンを出荷した。今年は種が少なかったこともあり、約26トンを見込んでいる。
(岩手日報2015年7月8日付)



 陸前高田鶴亀鮨さんで早く食べたいです !



 いしかげ貝ダンス !


 「岩手日報」の記事ではさらっと書かれていて、あたかも復興したかのようにも読めますが、もちろん、震災前の状態に戻ったわけでは全然ありません。
 漁師さんたちは、水揚金額の中から、国からの補助金を返還しなければなりません。

 図 国の「がんばる養殖復興支援事業」の概要

(出所) 水産庁のHPより転載


 前途は多難です。「漁業復興」と呼べるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。

 以下は、東海新報の記事です。


 今年出荷されるのは、(平成)25年3月に天然採苗した稚貝を養殖してきたもの。同日(8日)は午前10時ごろ、5キロ入りケース約260個(うち3ケースは3キロ)が大型トラックに積み込まれ、関東、関西シンガポール方面などへ出荷されていった。
 昨年度の出荷実績は約47トン。今年は種苗が少なかったため昨年をやや下回る見込みだというが質は上々。村上(広田湾漁協・気仙)支所長は「再来年で『がんばる養殖復興支援事業』が終了するので、自立した養殖漁業を目指していきたい」と話していた。(東海新報2015年7月9日)
 おおっ! 
 関西 !
 シンガポール !


 2013年2月の陸前高田合宿in 要谷漁港の様子はこちらです。
 確かに、当時、漁師さんは、「稚貝が少ない!」と嘆いておられました。海の異変でなければよいのですが...。

 また、このブログの右側「カテゴリー」の「養殖業」のところをクリックしていただくと、2012年2月から始まった陸前高田産エゾイシカゲ貝に関する伊達ゼミの活動の様子をご覧いただけます。


 3回生ゼミ合宿は、9月14日〜17日を予定しているのですが、今年は出荷量が少ないこともあって、エゾイシカゲ貝のお手伝いは難しいかもしれませんね。
 その場合は、牡蠣の作業に変更することを考えております。