ゴールデン・ウィーク最終日の5月6日(日)、南山城村のグリーンティ高尾さんの茶畑にて品評会用の茶摘みを行った。

●奥田レポート
まず、茶摘みの基本的なやり方について「一芯二葉」という摘み方で茶の葉を摘んでいく。
葉の側面近くに1本の芯がある。それと2枚の葉っぱを一緒に摘むようにしていく。
例外として、葉が開き切っている場合は1枚だけ摘み取るという形でもよいと聞かされた。
手で摘むお茶と機械で摘み取るお茶のちがいについて、手で摘んだ場合の方が味に甘みが出るのだという。機械で摘んだ場合には、固い茶葉も混じってしまうために製茶しお茶として飲むときには苦みとなって残るのだそうだ。

また、それぞれの茶畑で一定の量を決めてその量を達成するまで茶摘みを行っていたのだが、その理由については聞けていなかったので、次回の茶摘みで聞いてみることにする。

茶摘み終わりには、グリーンティ高尾さんの製茶工場を見学させてもらったが、製茶の工程は特に乾燥することに力を入れている印象を受けた。
一気に水分を飛ばすのではなく、時間をかけて水気を取ることが製茶の工程では必要である。
また、製茶工場は、今回の茶摘みで摘み取られた茶葉をほぼ24時間体制で製茶するという。機械は、12時間のスパンで稼働させ、うち2時間を休憩に、1日合計20時間を製茶のために稼働させているという。
それだけ多くの茶葉を1度に処理しているという事なのである。
[今回の茶摘みの感想]
以前から、「南山城村の村を挙げて行うイベント」というのは聞かされていたが、この村の茶摘みは縦のつながりを生み出しているというのを実感した。
おじいさん、おばあさんからその息子さん、そして孫の世代までが協力して茶摘みという一つの作業を行っている。
摘み取る人がいれば、それを集めて回るのが小さい子どもだったりする。
そうやって協力しながら品評会という大きな目標に向けたお茶を摘み取るという事は、村に根付いた文化であるという事を感じた。
[木野製茶園での作業について]
茶摘みは雨天のため早めに切り上げることとなったが、その後、天候がよくなってきたため、木野さんの茶畑でネットかけの作業を行った。



ネットかけは2人での共同作業となるが、案外難しくはなく、畑を覆いかぶせるようにネットをかけていく。

ひとつだけポイントがあるとするなら、ネットの切れ目となる部分の両端をクロスさせることが重要である。
今回、自分自身は茶畑での作業は初だった。
すでに新芽が出てきつつある茶畑だったので、来週の木野さんの茶畑での茶摘みが非常に楽しみである。
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●中西レポート
茶摘作業
だいたい朝の7時頃から村全体で茶摘みの作業は行われており、私たちがいった頃には、すでに作業は開始されていました。
畑に到着し、お茶の摘み方を指導してもらい、各自、茶摘みを始めました。
茶摘作業を行うのは子供からお年寄りまでの幅広い世代で、みんなで行っていました。
小学校低学年ぐらいの子供たちは、摘むのではなく、大人たちが摘んだ茶葉を集めてひとつのかごにまとめる役をしていました。
もう少し年齢が上がると、大人たちと同じように作業に参加していました。

茶畑は斜面のところにあり、畑によっては傾斜がきつく腰や足に負担が大きくかかります。
作業を行っている人たちは、ずっと腰を曲げた体制なので、かなりきつく感じました。
お茶を摘んでいる間は、皆さん、もくもくと黙って作業をするのではなく、世間話をしながら楽しんで、時には「もう少しだから頑張ろうね」と声を掛け合うなどして、笑顔で作業していました。
途中で雨が降り出し、寒くなりましたが、小雨の場合、作業を続けます。あまりにも雨がきつくなってきた場合は一時中断します。
今回は雷も鳴り出したので、少し中断しましたが、すぐに晴れたので、再開しました。
・製茶工場見学
作業終了後、電車の時間までの間の時間を使って、製茶工場を見学させていただきました。
稼動はまだしていませんでしたが、様々な機械の説明をしていただきました。
工場自体は2人で稼動します。掃除の時間以外はずっと稼動しています。
集められた茶葉は、蒸機の蒸気で蒸し、風を送って乾燥させます。
そのあと、葉打機でほりあげながら乾燥させ、粗柔機で押さえながらまだ乾かします。水分を徐々に内側から乾かしていくほうが茶葉によいそうです。
その後、中揉機でまだ乾かし、精揉機で最後の水分を出して細くしていくそうです。
・感想
今回茶摘を通して感じたのは、茶摘は単なる作業ではなく、人々の交流の場でもあるということです。
お茶を飲むことで人々の心は癒されますが、茶摘みの時でも人々の心は癒されるのではないかと思いました。
そして、作業には私たちぐらいの年齢の人が少ないという印象を受けました。
できるだけ私たちでお手伝いできたらなあと思います。
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●今井レポート
5月6日、ゼミ生12名(男7名・女5名)が参加して、南山城村の茶畑で、朝9時から昼12時まで、出品茶の茶摘みをしました。
今回、村人は80人ほど参加していました。
小さい子供からお爺ちゃんやおばあちゃんまで参加していて、村総出で様々な世代の人が参加していると感じました。
私たちが茶畑に到着すると、すでに茶摘みがすでに始まっており、鶯が「ホーケキョー」と絶えず鳴いており、山の景色と気持ちいい空気を吸いながら茶摘みの作業に参加しました。
葉が丸くなっているものが良いらしく、製茶にする際によく丸くなるそうです。
開いた葉は、摘む必要がないと教えられました。

時間が経つにつれて、だんだん茶摘みにも慣れてきて、早く摘めるようになりました。やはり、熟練度に差があり、年配の方のほうがスピードが速かった。
村人全員お茶に詳しいわけではなかった。
会話の中で、「今日はどこから来てくれたんですか?」とか、「今日初めて来てくれたんですか?」と声をかけていただくことが多く、見知らぬ人にも声をかけることでコミュニティ維持に繋がっているのではないかと感じた。
個人的には、意外と茶摘みは楽しくできたと思います。

花粉症がひどくつらい思いをしながらお茶を摘んでいました。
村の方から「なぜ花粉症なのにこんな山奥まで茶摘みに来たのか」と何度も尋ねられました。
茶摘み体験は初めてで、作業は遅いし、持病の腰は痛むし。
でも、茶摘みをしながら村の人たちと話をすることができたことは、茶葉の収穫以上に、私個人の人生経験において大きな収穫になったと思います。
作業にも慣れて、昼前になると突然雷雨に会い、作業が中断しました。
しかし、雨がやむとすぐに作業が始まり、お腹がすく頃になると、「目標量を摘み終えた」との知らせがあり、作業は終了しました。
茶摘みでの「戦利品」は、経験とジュースと、ポテトチップスでした。
飲み物とお菓子は参加者全員に配られていました。
そのあと、研修用の製茶工場の事務所でお昼ごはんをいただいてからは、工場にてお茶の製茶工程を見学させて頂くことになりました。
電車の時間が迫っており、工場の中にある機械の説明なども簡潔に手短ながら受けました。
なによりも驚いたことは、工場のシフトが12時間体制で行われているということだ。忙しい時とはいえ作業時間が24時間体制であった。清掃の時間はうち2時間。
すぐに電車の時間になり、駅に向かいました。
木野さんの茶畑での作業に参加できる数名を残し、帰宅することに。
今週末にも茶摘みを行う。
もっといろいろな人と出会い、頑張っていきたいと思う。
●宗レポート
活動3回目。
月ヶ瀬口へは余裕を持って行けようになった。
楽しみだった茶摘みだったので天気を心配していたが、2日前ぐらいまで「晴れのち曇り」と無事に茶摘みが出来そうと思っていた。
駅に着くと何やら怪しい天気。
「曇りでなんとか雨は降らないでほしい」と思いながら品評会用の茶摘みをするために高尾地区の茶畑に連れて行ってもらった。
木野さんの茶畑とはちがい、開けた場所にたくさんの茶畑があった。
茶畑に着いたときはすでにたくさんの人がいて、小さい子供からおじいちゃんおばあちゃんまで、年齢層の広いかたがいた。
「茶摘みは、一芯二葉か一芯一葉を爪をたてずに摘む」と教えてもらい、最初は周りのおじいちゃんに教えてもらいながら茶摘みをした。
なぜ爪をたてずに摘むかというと、爪をたててしまうと後々その部分が黒くなってしまうそうだ。
また、少しでも茶葉に黒いのが着いていたり、葉が欠けているのを摘むと、お茶の品質が悪くなりあまり良くないと聞いた。
最初は恐る恐るお茶を摘んでいたが、慣れてくるとプチプチと音をたてながらたくさん摘めるようになった。

目標の重さを摘めると、場所を変えてお茶摘みを再開した。
だいぶ慣れて黙々と作業をしていると、空が黒くなり、肌寒くなってきてポツポツと雨が降ってきた。
茶摘みは雨が降っても続けるようだったので摘んでいたが、本降りになり、レインコートを来ていない人は一旦作業を中断した。
レインコートは持ってきていたものの着ていなかったため、レインコートの重要さを知った。今後天気が心配なときはレインコートを着ておくか、すぐに着られる状態にしなければならないと思った。
雨もましになり、作業を再開して目標のお茶を摘むことができた。
初めての茶摘みだったが、やればやるほど楽しく、もっと摘みたいと思った。
今週は木野さんの畑で茶摘みがあるので、楽しんでやりたい。
お昼休憩のあと、少しだけ製茶工場の見学をした。
時間も無く大まかな内容だけ教えてもらったので、稼働するシーズンにまた改めてその機械がどのように動くのかみてみたい。

6、7時は掃除。工場はだいたい二人で管理している。
10トンの茶葉を入れることができる。
蒸気で蒸す→
風を送って乾燥→
はうちき?付いている器具でほりあげて乾燥→
そじゅう機。より手がある。抑えながらもむ。乾かす作業→
水分を徐々に内側から乾かす。(いっぺんに乾かすとよくない。ムラが出てくると美味しいお茶にならない。)→
横に動かして水分を均等にする。1 時間に1トン流し込む。→
中揉機→
精揉機。細くなる。




これらの機械がどの働きをするのか、まだあやふやなので、次回は聞いて理解する。
説明が終わった後、雨も止み晴れてきたので、木野さんから「作業をしないか」と言われた。
月ヶ瀬口でメンバーと分かれ、残りの半数のメンバーで木野さんの茶畑に向かった。
今日の作業は、茶摘みをする前の樹(品種:おくみどり)のネットかけ作業。
ネットにも様々な分厚さがあり、このネットをかけることで余分な日光を反射させ、茶葉が変色するのを防ぐ働きがある。
これをすることで、さらに色に深みが出てキレイな色になると教えてもらった。
さらに、茶摘みの時も、このネットをいっぺんに取ってしまうと、摘む間に日光を浴びて変色してしまうため、少しずつはがしながら茶摘みをする。
この作業は二人一組で一列の樹を挟んで作業する。
ネットをかぶせ、端に洗濯バサミのようなものがついているので、それを樹の下に潜らせ、枝に止めることによって樹を覆うことができる。

始めは緑一面の茶畑だったが、黒いネットを被せたため、一面真っ黒になった。
広い茶畑だが、「大人数で作業すると早い」と木野さんも言ってくれた。
今度茶畑に行くのは今週11、12日なので、また新しい発見を楽しみに頑張りたい。
感想
お茶をどうやって摘むのかと思っていたが、案外簡単に摘めるのだなと思った。
一芯一葉、二葉も、お茶の葉を見てわかるようになったので良かった。
木野さんの茶畑ではたくさんの作業をさせてもらって、そのたびに何の作業か質問しても丁寧に教えてくれて、とても勉強になる。
これからもたくさん学んでお茶のことを知っていきたい。

●三宅レポート
・茶摘み
午前中は品評会のための茶摘みを行った。
教えてくださったのは、大学生の孫がいるという女性だった。
茶摘みのポイントは「一芯ニ葉」の葉を摘むことだ。
これは二つの若葉のついた芽を摘むということで、二つ目の葉(上から二番目の葉)が完全に開いている場合は、その完全に開いた葉は摘まずに一番上の葉と芯を摘む。
摘む際は爪を立てないで、折るようにして摘む。
また、手前の葉は摘まない。
それは、手前の葉が風や人が通ることで傷んでしまっているからだそうだ。
・工場見学
昼食をいただいた場所である「グリーンティー高尾」の工場を見学させていただいた。
全体的に大きな機械が多く、今回のような手摘みではなく、機械で摘み取った茶葉を加工するようだ。
まず、茶葉を蒸気で蒸す。
蒸しあがった茶葉は回転させ、温風を当てながら乾燥させる。回転させることで均一で徐々に乾燥させる(一気に乾燥させると表面だけが乾き、内側に水分が残ってしまう)。
その乾燥させるための機械は3段階に分かれており、少しずつ揉む作業が入ってくる。
そして、本格的に揉む機械によって、茶葉は、丸く細長い形状なる。
そして最後に袋詰めをする。
・木野製茶園での作業
当初の予定が終了した後、残れるメンバーで木野製茶園で作業をした。

この日は、ネット掛けを行った。
うねを覆うに黒い網目状のビニール製のネットを被せ、1.5m間隔で端についた洗濯バサミで茶樹に固定する。
以前、風でネットがはがれたことがあったらしく、洗濯バサミの間隔を狭めたそうだ。
ネットを被せることで茶葉の色がより鮮やかになり、香りもよくなるそうだ。

・感想
今回初めて茶畑を訪れましたが、まず、生で見る茶畑の美しさに驚きました。
もう一つ驚いたことが、たくさんの小中高生も茶摘みに参加していることでした。
村にとって大きな行事ではあるとは聞いていましたが、老若男女問わずに参加しているということは、お茶の文化がどの世代にも浸透している証なのだろうと感じました。
以前のゼミで先生から陸前高田の学校でも気仙茶に関わる授業があるというお話があったように、若い世代が茶畑を守っていけるようにする手助けができればと思いました。
陸前高田までは距離があり、頻繁に訪れるのは困難なので、現地の学校と情報共有できたりするとおもしろいかなとも思います。
また、茶畑で作業する上でもう少し知識を身につけるべきだと感じました。
そうすることで自分自身もより楽しんで作業できると思います。
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●田端レポート
5月6日(日)、3回生ゼミメンバー13名で南山城村にて、今年の茶品評会に向けての摘採作業に参加させて頂いた。
品評会に出品されるのは煎茶がほとんどであり、南山城村のお茶は関西茶品評会で長年連続して産地賞を受賞しているそうです。
当日、着いた当初は晴れていたが、徐々に雲行きが怪しくなり、一度の中断を挟んで摘採作業が行われた。
まず茶畑に着いて驚いたことは、一面緑の茶樹がとてもキレイだということでした。
私たちが作業場に到着した頃には、すでに村総出で多くの方々が作業を行われており、早い方は朝7時から摘採されていたそうだ。
その中には村中の子供からお年寄りまで、また大阪国際大学の学生など幅広い世代の方々が50人以上おられた。

私たちにとって摘採は初心者であったため、摘み方や良い茶葉・悪い茶葉の見分け方を教わった。
摘む際は、一芯二葉で摘み、二葉目が丸く縮こまっているものが柔らかいため良く、また、先が黒色に変色しているものは品質として問題があるため摘まないように指導された。
一芯二葉の理由としては、茶葉が成長しすぎると葉が硬くなりいい味が出ないが、二葉にすることで若くて柔らかい葉で味が良いらしい。
作業の際に、ふと周りを見渡すと、葉の色の濃い茶樹と薄緑の茶樹とに分かれておりこれを疑問に感じ、色の違いを地元の方に尋ねたところ、露地栽培の茶と出品茶とでは全く異なり、出品茶の方が薄緑であるようでした。
また、黙々と作業をしていると、周りからは自然に会話が生まれており、茶摘みを楽しみながら世間話をする皆さんをみていると、このイベントを通じて地域の方々どうし、また私たちのように外から訪れる人とコミュニケーションを取り合い、強いコミュニティで繋がっているのだろうなと強く感じました。
そして昼休憩を挟んで、電車までの待ち時間10分ほどで、製茶工場の機械をひと通り見せて頂き、それぞれ説明をしていただきました。

上の写真は乾燥させる機械の一つである。
工場内には、主に乾燥させる機械、茶を揉む機械があり、何回もの作業工程を経て5時間以上かけてお茶は作られているということを実際に目で見て感じることができました。
今回の茶摘み作業を通じて学んだことは多くありました。
作業に関しては、当初は、急斜面で体力的にも辛いだろうと思っていましたが、疑問点や新しい発見が芽生えていくことで、辛さというものを全く感じずに作業を楽しめた。
このイベントを通じて、南山城村の地域コミュニティ・太い繋がりが維持されていること、またそれらの必要性を自分自身が参加して入り込むことによって実際に見て感じとることができた。
自分自身の作業に精一杯になり、こちらから話しかける余裕が少ししか無かったが、地元の方々からは、「ゼミで何をしているのか」「出身はどこなのか」など気軽に話していただいて、村人の方々や茶農家さんには優しさや親しみやすさを強く感じた。
また、自分はお茶に関する知識がほとんどなく勉強不足であることを痛感した。
これから先の茶畑作業にも積極的に参加し続けるつもりなので、疑問点や新しい発見から学び、お茶に関する知識を身に付けていきたい。
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●松本レポート
5月6日(日)に、ゼミ生13名で品評会用の茶摘みに参加した。
月ヶ瀬口駅から車に乗せてもらい、15分ほど移動したところで茶摘み作業をした。
・作業
午前中は、茶畑に行き、実際に茶摘みをした。
二葉摘みという摘み方で、一芯二葉(新芽と2枚の葉がついた部分を摘む)だとういうことを教わった。
この摘み方をする茶葉からは最高級品がつくられる。
摘み取る際には爪を立ててはいけない。
若い葉を摘む。
途中で雨が降ったりやんだりしたので、作業量も少し減ってしまった。
作業中に畑峯さんという方とお話しした。
畑峯さんは木津で茶業をしておられるそうで、
「またうちにもお茶を飲みに来てほしい」
「活動した話を聞きたい」
と言っておられた。
午前の作業が終わった後、機械を実際に見せてもらい、動かしてもらいながらお茶をつくる工程の説明を聞いた。
・毎日午前6時から7時の1時間掃除をする。
・24時間の作業は交代で2人で回している。
製茶工程は、
・蒸気で蒸す、
・風を送り、乾燥させる、
・葉を堀りあげ、さらに乾燥させる<葉打ち機>、
・より手があり、摩擦・圧迫しながら揉む。乾燥させる<粗揉機>、
・水分を内側から乾燥させる。一気に乾かすのはよくないので徐々に<揉捻機?>、
・横方向に動かし、水分量を均等にする。1時間に1トン流し込む<中揉機?>、
・形を整える。細くなる<精揉機>、
・乾燥させる。

・感想
今回初めて茶畑に行き、実際に作業することができたのですが、想像していた以上に若い葉はつやつやしていてとても綺麗な緑色でした。
製造工程を見させてもらって、美味しいお茶ができるまでには本当に多くの作業がされているんだなと思いました。
今回摘んだ葉がお茶になり、品評会で多くの方に飲んでもらえるということがとても嬉しいです。
これからさらにお茶に関わっていけることがとても楽しみです。
今回あまりお話を聞けなかったのでもっと聞いていきたいと思います。
●奥野レポート
5月6日、日曜日、品評会の茶摘みのお手伝いをするため、ゼミ生12名で南山城村を訪れた。
茶畑には既にたくさんの人がいて、ご年配の方から小学生くらいの子供たちもいた。
私たちが茶畑に着いたのは9時頃だが、茶摘みは7時から始まっていたそう。
茶畑に着いて、まずはお茶の葉の摘み方を教えて頂いた。
一芯一葉・二葉で摘むこと、二葉が開ききったものではなく、完全に開く前の少し丸まった葉の方が良い。
摘み方は爪で切るのではなく、指で折る。
爪で切ると、そこが赤くなってしまうらしい。
最初のうちは、二葉の状態を見極めるのが難く、品評会のための茶摘みということで少し緊張したが、少し慣れてくると、茶摘みは純粋に楽しかった。

おばさんたちと、大学の話や一人暮らしについて、家庭の味や親の話、お子さんの話など、世間話をしながら茶摘みをした。
6日は午後から雨が降るという予報だったが、午前中摘み始めてしばらくすると小雨が降ってきた。
あまり気にならない程度の雨が降ったり止んだりしていたが、次第に本降りになっていった。
薄着だった私を心配して下さったおばさんが、自分の着ていたオレンジの上着を貸して下さった。
おじさん達も「風邪を引かないようにね」と声をかけて下さった。
しばらく雨の中摘んでいたが、雨がひどくなっていたので、一度雨宿りに車へ戻り、そのあと12時まで茶摘みを続けた。

ご年配の方々は、本当に摘むのが早く的確で、おじいさん達が摘んだ後の茶の樹を見ると、きれいに全て摘まれていた。

12時に茶摘みを終え、昼食のために工場へ送って頂いた。
食べ終わってから電車の時間までの短い間に、工場の中を大まかに案内して頂いた。
茶の葉を蒸し、熱風で乾燥させ、寄り手で揉みながら乾燥、少しずつ揉む行程に入りながらゆっくり中の水分まで取っていく。
一気に乾燥させると表面だけしか乾かない。
分銅を利用した機械で、茎まで均等に、手揉みのように揉んでいく。
工場ですることはそこまでで、後は別の場所での作業となる。
案内の後は駅へ送って頂いた。
そこで木野さんから連絡が入り、その後予定の空いている人だけ残って木野さんの茶畑で作業することになった。
茶畑での作業はネット張り。

黒いネットで茶の葉を覆うことで、葉の色が濃くなるそう。
茶の種類で覆う日数が変わる。

ネットの目の細かさにも違いがある。
新しいネットには1.5メートル間隔でピンを付けながら、茶の樹の枝にネットを固定していく。
ネットの張り具合など加減が難しかった。

その頃には午前中からの雨は止み、太陽が出て、作業をしていて暑いくらいの天気になった。
日差しが強くなってきたので、日よけの帽子などを貸して下さった。
17時頃まで作業をして、駅に送って頂いた。
感想
わたしは茶畑に行くのが今回で初めてでした。
今回はほぼ茶畑での作業で、お話を聞くことはあまりありませんでしたが、茶摘みは思っていた以上にそれ自体が楽しく、いろいろとお喋りできたのも嬉しかったです。
作業は前屈みで足や腰の痛くなる体勢なので、忍耐力の必要な作業だと思いました。
茶畑での作業を経験したことで、今まで以上にお茶への興味を持ったので、今後はお茶の知識をつけていきたいです。
自分の準備不足のために、午前中は雨や寒さ、午後は日差しを心配して頂き、いろいろなものを借りることになってしまったので、次までに必要なものを揃えておこうと思います。
また、作業の様子がわかる写真をあまり撮れなかったので、作業しながらも詳細のわかる写真を撮れるようにしたいです。
●藪井レポート
5月6日、私たちは南山城村の茶摘みに参加させていただきました。
茶摘みを行う茶畑は、月ヶ瀬口駅から車で15分くらい離れた所にあります。
茶畑に着くと、まず茶摘みの方法を教えてもらい、そこから各自、現地の方と話をしながら茶葉を摘みました。
この茶摘みは、お茶の品評会のために行うものなので、丁寧に作業することにひたすら徹しました。
茶摘みというと茶農家の方だけで行うというイメージがあったのですが、実はそうではなくて、村の人たち総出で行っていたので、当初は驚きました。
大人だけでなく子供も作業しているのがとても印象的でした。
大人たちは茶葉を摘み、子供たちがその茶葉を集めるという形です。
村の一つのイベントとして村の人たちが茶摘みを行うという感じなので、いたるところで笑い声や話し声が聞こえて、楽しい雰囲気で茶摘みは進んでいきました。
私も、現地の方やゼミ生と話しながら作業をすることができてとても楽しかったです。

何より、現地の子供たちが茶畑の周りを走っている風景がとても現場の雰囲気を良くしていたのだと思います。
しかし、茶摘みは腰を少し曲げて行うというので、とても疲れます。
ですが、現地の方の中には、私たちよりもはるかに高齢の方が茶摘みを行っている方もいます。
この人たちを見ると、私たちが弱音を吐くのはいけないことだと感じました。
茶摘み作業の途中で、雨が降ってきて作業が一時中断となり、そのまま昼食を食べるためにお茶工場に向かいました。
お茶工場では、他大学から来ている方たちがいて、その人たちと同じ机で昼食をとりました。
昼食を終えると、工場内部を見せてくれるということとなり、工場見学をさせていただきました。
このときの写真はありませんが、お茶の水分を取ったり、茶葉を揉んだりに何台もの大きな機械が必要だということがとても印象に残っています。
私たちが摘んだ茶葉がこの機械を通して一つの完成形となり、品評会に送られるのだと考えながら見学していると、とてもワクワクした気持ちになり、以前よりも品評会での結果が気になりました。
今回少しだけ茶摘みを手伝わせてもらっただけの私がこんな風に思うということは、茶葉を植える最初からお茶に携わってきた茶農家の人たちはどんな気持ちでお茶を世に出していくのかがとても気になりました。
茶摘みをした時間はとても短かったのですが、茶摘みをどのように行っていくのかということを学んだり、その中で現地の人と話すことができたり、南山城村の茶摘みの雰囲気というものを生で感じることができ、私にとってはとても貴重な時間でした。
「今後もお茶に携わっていく」という自分の中での意思が強くなった日でした。
●田辺レポート
僕たちが茶畑についた頃には、もうすでに茶摘みは始まっており、一つ目の茶畑は終了間近だった。
7時頃からすでに始まっていたらしく、8時37分に駅に到着し、わざわざ迎えにまで来ていただいて、遅れて参加したことがとても情けなく感じた。
茶摘みをする前には、まず初めに手を洗わなければならない。
これは手に着いたちょっとした臭いが茶葉にうつらないようにするためである。
茶葉で手洗いするとこもあるそうだ。
簡単に摘み方を教えてもらい、茶摘みに参加。
新芽の先にある「芯」と呼ばれる部分と、その下の2枚の「葉」を摘む「一芯二葉」で丁寧に摘み採る。

『日本茶検定公式テキスト 日本茶のすべてがわかる本』p.84の図を参照
摘むときは指の腹で枝を折るように摘む。
爪を立てて切るように摘むと爪の当たった部分が赤く変色し品質が劣化する。
また、少しでも黒く焼けている葉や虫に食われたりしている葉がまざると質が下がる。二葉部分が丸まっておらず、開ききっているものも葉がかたくなり品質が下がるので、それらを避けて摘む。
しかし、すでに摘まれた後だったのか、なかなか良い新芽を見つけることができ来ず、茶葉を選んで摘むのに時間がかかった。

畝の向かいにいた方の摘採スピードが速く、どのようにして見極めているのかお聞きしたところ、
「もしも二葉が開ききっている場合は、一芯一葉で摘むと良い」
と教えてもらい、それからは摘むスピードが早くなった。
多くの人が茶摘みに参加し、世間話などをしながら茶摘みをしており、笑い声が所々聞こえ賑やかだった。
一つ目の茶畑での茶摘みが終わり、少し離れた別の茶畑へと移動した。

場所によって違いがあるかはわからないが、焼けている茶葉は少なく、みなスタートが同じだったので、摘める葉が多く、少しは貢献できたのではないかと思った。
村の一大イベントに参加できたことが嬉しかった。
宇治茶は今でも手摘みを続けており、機械摘みは、楽ではあるが堅い葉もまとめて摘採してしまうため、品質が下がる。
手間暇かけて手摘みしたものは最高品質となる。
今回摘採した生葉は煎茶となるそうだ。
途中雨が降りだし、びしょびしょになりながらも傾斜地で茶摘みをし続けることは、思ったよりも腰に負担がかかり大変だった。
今までの茶摘みに対するイメージは、ほのぼのとゆっくりしているものだと思っていたが、実際やってみてそのしんどさに驚いた。
今回の茶摘み経験を生かし、12日の木野さんの茶畑の茶摘みも積極的に行きたいと思った。
茶摘みが終わり、昼食を頂いてその後に短い時間ではあったが、荒茶までの工程の工場見学をさせていただいた。
朝6時、7時は掃除時間であり、二人体制で管理している。
・蒸し機

生葉に蒸気を当てて蒸す。この工程で蒸し加減をどうするかで風味が変わる。
酸化酵素を失活させ、臭いを取り除き柔らかくする事でもみ作業をしやすくする。
・粗揉機




蒸した葉を熱風で攪拌しながら回転させることで揉み、水分を飛ばし乾燥させる。一気に乾かすと表面だけ乾燥し、中に水分が残ってしまう。
徐々に内側から乾燥させる事が大事。
・揉捻機

今までの回転式とは違い、横移動により円を描くように水分を均等にする工程。
唯一熱を加えないで揉む。
・中揉機 熱風を当てて、葉を揉みながら乾燥させ、撚って細くしていく。
・精揉機

さらに乾燥させながら揉み、針状に形を整える。
凸凹のある弧状の板の上で揉むことで、細長く撚れて針状となる。
時間がなかったため詳しくは見れなかったので、次回は稼働している時にもう一度見学してみたい。
見学が終わり、「雨の影響で午後からの作業はない」とのことで、駅まで送ってもらう途中、もう少し作業がしたいと少し物足りない気持ちだった。
が、「晴れてきたので作業するから残れる子は残ってほしい」と連絡があり、ゼミ生の半数が残り、木野さんの茶畑でネットかけの作業を行った。

黒いネットで覆うことで日光を遮断し、新芽の成分を調整する。うまみ成分を増やし、苦味成分を抑える。
この栽培方法を「被覆栽培」と言い、遮光しお茶の品質を高めることと、保温することが主な目的である。
摘採期間を長くすることもでき、また保温することで霜を防ぎ摘採時期を早める事ができる。

日光があたると、うま味成分であるアミノ酸のテアニンという物質が徐々に苦味成分であるカテキンに変化する。それを遮光し防ぐ事で、うま味や甘味が強くなる。
被覆することで覆い香という青海苔のような香りがつき、また葉の緑色も濃くなる。
しかし、直接きつめに覆っていたので、茶樹に負担がかからないのかと疑問に思ったが、逆に負担をかけることが良いお茶になるのかなとも思った。
被覆して栽培するお茶は主に玉露と碾茶であり、いずれも鮮やかな緑色と濃厚な香りが特徴で上級茶である。
小川さんとお酒の話で盛り上がりながら作業をしていたが、茶摘みと同様しんどくても楽しく作業ができるので苦ではなかった。
綺麗に伸びた新芽がどのように変化しているか12日の茶摘みが楽しみである。
≪感想≫
初めて茶摘みを経験し、木野さんの「お茶の気持ちになってしなければならない」という言葉の意味がわかったような気がした。
また、新芽はとても柔らかく「天ぷらにしたら美味しい」との話を思い出し、食べたくなった。
色んな人が参加していたが、みな優しく、よそ者で素人である僕たちにお茶の事を教えてくれた。
茶摘みを通して人の温もりに触れたような気がした。
これからもっとお茶の事を学び知識を増やしていきたいと思った。

●川野レポート
月ヶ瀬口駅についてすぐに村の茶園の茶摘をさせていただきました。
手伝いに来ていた方の多くは年輩のかたでしたが、小学生や中学生ぐらいの方もいました。
また、南山城村の村長さんも手伝いに来られていました。
このような活動でのつながりがこれからも重要なのだとおもいます。
摘む部分は一芯二葉だと教えてくださいました。
一つの芯に二枚の葉がついている部分までを摘み取り、二枚目の葉が開いてるものは一芯一葉(1つの芯に1つの葉)の部分まで摘み取るように教えていただきました。
2枚目の葉が丸まってるものはまだ若いため、基本的には一芯二葉で摘み取るそうです。
摘み取るときにつめを立てないように摘み取るのがコツだそうです。
つめを立ててしまうと切り口が赤くなり質が下がってしまうそうです。
僕は片手でゆっくり時間をかけないと摘める葉を見つけることができませんでしたが、村長さん達は、両手ですぐに摘める部分を見つけ、とても早く摘み取っていました。
場所によって基準は違いますが、あらかじめ摘み取る量を重さで決めていて、その量まで摘み取ると次の茶畑に移動するという形でした。
悪天候のため途中で作業が中止になり、作業時間は2時間もありませんでした。
その後、製茶工場でお弁当をいただき、短時間ですが工場を案内してくださいました。

上の写真はお茶を手で揉む役割をする機械で、これに茶葉を通すことによって、市場で売られているような1つ1つがまとまったものに変わります。
工場は20時間稼動で残りの2時間が清掃時間、2人の従業員が交代で機械を動かします。

上の写真は茶葉を混ぜて空気を通しながら乾燥させるものです。
その後、木野さんの茶園でネットかけのお手伝いをさせて頂きました。

このネットは遮光のためのもので、黒色以外の物もあり、何パーセントの日光を遮断するかによって、色や濃さの違うネットを使用するとおっしゃっていました。
この作業をすることにより、色や味の深みなどが変わるようです。
ネットと茶の樹を洗濯ばさみのようなものでつなぎとめる作業でしたが、日照りの強い時で地面もぬかるんでおり大変でした。
時間のかかる作業で、「この時期は何人人がいても困ることはない」とおっしゃっていたのが身にしみてわかりました。
初めての作業だったので本当に大変でしたが、実際にその場に足を運んで地域の人のお話を聞き活動に参加させていただくことの重要さを再確認しました。
このような繋がりをこれからも続けていくことが重要なことだと思います。